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今日は何食べる?観ているだけでお腹がすく「おいしい映画」<5選>

お気に入りのソファに座り、好きな映画に浸る時間ってとても贅沢ですよね。ラブストーリーやヒューマンドラマなど好みはそれぞれかとは思いますが、ここでは「おいしい映画」にフォーカスしてご紹介したいと思います。鑑賞後、必ずキッチンでおいしいごはんをつくりたくなる、そんな5選です。

究極の飯テロ映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』

一流レストランのシェフ、カールがオープニングからファンキーなBGMとともに料理をしている姿にもうお腹が空きます。本作は、自分の料理を酷評したグルメブロガーと喧嘩をして店を辞め、息子とともにフードトラックをはじめるシェフの物語。

この作品の見どころはなんといってもフードトラックで販売するキューバサンドイッチの飯テロ感です。パンにローストポークとハム、チーズ、ピクルスをはさみ、プレスして作るアメリカ発祥のサンドイッチなのですが、オフィシャルホームページでレシピも公開しているので、ぜひ作ってみてください。マスタードをきかせたジューシーなポークととろけるチーズのマリアージュが最高です。もうひとつ、個人的によく真似をするのは、カールがスカーレット・ヨハンソン演じる恋人のモリーに作るリングイネのパスタ。レシピはわかりませんが、にんにくたっぷりのオイルパスタのおしゃれな盛り付け方は参考になります。そしてそれを実に色っぽく食べるスカーレットの演技も必見です。

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
監督:ジョン・ファブロー
出演:ジョン・ファブロー ソフィア・ベルガラ スカーレット・ヨハンソン ジョン・レグイザモ(14/米/115分)

人気レストランを今すぐ予約したくなる。『ディナーラッシュ』

こちらはニューヨーク・トライベッカの人気イタリアンレストラン「ジジーノ」の一夜で起こるある事件と、お客さんやスタッフの人間模様を描いた群像劇。

タイトルの『ディナーラッシュ』とは、店内が最も慌ただしくなる時間のことで、厨房はまさに戦争。怒号が飛び交い、ウェイトレスが階段を駆け上がりながら料理を運ぶシーンのライブ感に引き込まれます。カフェやレストランで働いたことのある人は必ず共感するはず。(余談ですが、筆者はこの作品に影響されてイタリアンレストランでアルバイトをしました)観ているうちに、満席で座れないお客さんと同じように早くジジーノの料理が食べたくてうずうずしてしまいます。

そして、物語のクライマックス、オーナーである父親になかなか店を譲ってもらえない野心家の料理長・ウードが、料理評論家と有名女性シェフのために作った料理は必見。「シーフードを使ってパスタで遊んで。バターは使わないでね」というオーダーを受けて登場したのは「ロブスターとエビのシャンパンソースバニラ風味」。いったいどんな味なの!?と悶絶してしまいます。

『ディナーラッシュ』
監督:ボブ・ジラルディ
出演:ダニー・アイエロ エドアルド・バレリーニ サマー・フェニックス ジョン・コーベット カーク・アセヴェド(01/米/99分)

愛情のこもった料理が人の心を癒す。『幸せのレシピ』

キャサリン・ゼタ=ジョーンズがレストランのシェフ・ケイト役を務めるこちらの作品は、シングルマザーの妹が交通事故で亡くなり、姪を引き取るという悲しいエピソードではじまるのですが、作品に登場する愛情のこもった料理に次第に癒されていく物語です。

ケイトの料理の腕前にも惚れ惚れするのですが、見どころはある日突然副料理長として入ってきたアーロン・エーカット演じるニックの料理。まかないで作るパスタや甘いものを食べないケイトのために作るティラミスなど、味を想像するのに大忙し。なかでも筆者が一番好きなシーンは、ケイトの自宅で開催されるサファリディナー。床にマットを敷いて、たくさんの動物のぬいぐるみを並べて、シーツをテントに。まるでお家の中でピクニック気分が楽しめるこの演出は、今すぐ家族で試してみたくなりました。料理って、自分のためより、誰かのために作ったものの方がおいしい気がする。そんなことを思える素敵な作品です。

『幸せのレシピ』
監督:スコット・ヒックス
出演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ アーロン・エーカット アビゲイル・ブレスリン(07/米/104分)

手間暇かけてこそ味わえる幸せ。『リトル・フォレスト 夏・秋』

漫画原作を実写化したこちらの作品は、橋本愛演じるいち子が都会の暮らしに馴染めず、故郷の東北へ帰り、近くにスーパーやコンビニのない自然豊かな集落で自給自足に近い生活をおくる物語です。

生きる力を取り戻すため、いち子はパンもジャムもウスターソースも自分で作る。丁寧にレシピをナレーションしてくれるので、全部今すぐ作りたくなります。なかでも自家製ホールトマトは本当に美味しそう。トマトを種から育ててみたいという気持ちになります。自分で釣ったイワナの南蛮漬け、山で採った栗の渋皮煮、サツマイモは干し芋にして保存用に。合鴨の解体シーンには思わず目を閉じてしまいましたが、そこから生み出される料理の美しさに、私たちは日々、「命を頂いている」のだということに改めて感謝。そして、料理の世界には、手間暇かけてこそ味わえる幸せがあることをこの作品は教えてくれます。作曲家、宮内優里さんによる優しい音楽も心地よいので、BGMのように「流し見」もおすすめです。

『リトル・フォレスト 夏・秋』
監督:森淳一
出演:橋本愛 三浦貴大 松岡茉優(14/日/111分)

おいしいパンがあれば、幸せに過ごせる。『しあわせのパン』

こちらは『しあわせのパン』というタイトルそのままに、美味しいパンがあれば人はみんな笑顔になるということを教えてくれる作品です。

舞台は北海道・洞爺湖のほとりのオーベルジュ式のパンカフェ。原田知世と大泉洋が演じる理想的な素敵夫婦が、カフェに訪れるさまざまなお客さんをあたたかいパンとコーヒーで癒します。冒頭に焼きあがる、外側カリッ、内側ふんわり系カンパーニュ、失恋した女の子の誕生日ディナーのために焼いたクグロフ、母親を亡くした小さな女の子のためのかぼちゃのスープ、生きる希望を失った老夫婦に出した土鍋ご飯…夫妻がお客さんのために作る料理には優しさが詰まっています。「好きな場所で、好きな人と、好きな暮らしがしたいんです。自分たちが感じた季節を、パンを食べてくれる方たちにも感じて欲しい」そんな夫妻のセリフにじいんとしながら、明日はどのパン屋さんに買いに行こうかな?と幸せな気持ちに包まれます。

『しあわせのパン』
監督:三島有紀子
出演:原田知世 大泉洋 光石研 余貴美子 平岡祐太 森谷カンナ(11/日/114分)

朝、昼、晩、毎日3食ご飯を作るのは大変だけど、料理って楽しい!って思えたらきっと充実した毎日が過ごせるはず。料理映画は気分転換にとってもおすすめですよ。作品に出てくるメニューを自分なりにアレンジして、料理の腕をあげるのもいいかもしれません。

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writer / YVONNE photo / shutterstock

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