CUCURU(ククル) > ライフスタイル > 待機児童解消にも!取材して分かった「保育ママ」の魅力とは?

待機児童解消にも!取材して分かった「保育ママ」の魅力とは?

source:https://www.shutterstock.com

いよいよ10〜11月は来年度4月入園の保育所申込の時期となります。今夏、第二子を出産した筆者も早速自治体に足を運び保育所の情報収集をはじめました。

そこで注目したのが”保育ママ”について。聞いたことはあるけれど実際のところどんな制度?と調べたところ、様々なメリットを発見したのでご紹介します!

 

保育ママって?

source:https://www.shutterstock.com

保育ママとは、保育が必要な家庭のお子さんを保育ママの自宅で預かりをする家庭的保育制度のこと。自治体により定められた一定の要件を備えている者を保育ママとして認定し、定期的な研修会や助言・指導などを行っています。(※1)

自治体の認可を得ているところでは認可保育所と同様で、もちろん保育室も整備されています。大きな差は受け入れが0〜3歳未満の乳幼児に限られ、定員が3〜5人と小規模である点。

まさに少人数での”家庭的保育”が受けられる制度なんです!

 

保育ママは待機児童が少ない?!

注目したのは、どの自治体でも多くの保育園で待機児童が多く見られるものの保育ママは比較的待ち人数が少ないという点です。

今回保活をする上で保育ママを選べば待機児童にならずに済む可能性を感じ、実際の保育ママはどんな保育をしているのか気になったため、知人で東京都内稲城市にて保育ママをされている渡部厚子さん(※2)に実際に話を伺い筆者が感じた”保育ママの魅力”をまとめてご紹介します。

 

保育ママのメリットって?

東京都稲城市 渡部厚子 保育ママの保育室 出典: It Mama

保育ママならではの魅力は、やはり少人数だからこそより目が行き届きやすい環境にあります。

例えば、体調不良のお子さんがいた場合、何時頃から咳をしはじめ、何時に誰がどんな対応をしたかというのを全てのスタッフが細かく把握出来ます。

一般的な園では送迎時に当番の先生が引き渡しを行い担任の先生に会えないということもありますが、保育ママなら確実に顔を見て子どもの様子を聞くことが出来るというのも安心出来るポイントでしょう。

また、大部屋だと管理するのが大変な温度・湿度の調整も細やかに出来るという点もメリットの1つに思います。

渡部厚子保育ママの運営する向陽台保育室では衛生管理・湿度の調整を徹底しているため、16年の歴史を持ちながらも感染症やインフルエンザなどが園で広まったことは無く、スタッフが子どもからうつったこともないそうです。

 

3歳以降は希望の保育園に入りやすい!

保育ママは3歳未満児までが対象のため、その後の園選びに迷うという意見もあります。

しかし、実は3歳時点で保育ママを利用していると翌年度の認可保育園申込時の基準指数調整の対象となり加点があるため、希望の保育園に入りやすくなるんだとか。

短時間勤務のママであれば3歳から幼稚園入園も検討出来、様々な選択肢が広がりそうです。

 

保育ママ独自の取り組みで、学びやイベントも◎

東京都稲城市 渡部厚子 保育ママの保育室 出典: It Mama(イットママ)

少人数だとイベントごとが少ないのでは?とも思いましたが、保育ママでは各々が独自で色々な取り組みをしているそうです。

例えば渡部保育ママでは、月2回のリトミックやプロによる音楽コンサートの開催、お絵書きの時間には画伯を招いて楽しみながら取り組める講座を開くなど「本物に触れられる」保育を行っているそうです。

東京都稲城市 渡部厚子 保育ママの園庭 出典: It Mama(イットママ)

 

来年4月、待機児童にならないためには?

保育ママへの申込みは地域により、認可保育室と同様で自治体に希望を提出する、もしくは各保育ママに直接申込みを行う方法があります。

渡部保育ママの話によると、希望として提出した園が全て定員オーバーの場合は自動的に待機児童となり、もし希望外の認可園や保育ママに空きがある場合でも自治体からはその案内を行うまで手が回っていないことが多いそうです。つまり現実では保育ママに空きがあっても認可保育園にしか申込をしておらず、知らずに待機児童となっている子も沢山いるのだとか。

 

そこで保育所申込用紙には、

(1)保育ママに入れたい方は第1希望に

(2)希望の認可保育園が3つあれば保育ママを第4希望に

(3)保育ママを含め、必ず4月にはどこかに入園したいという方は保育ママを希望順の最後に

書くことで待機児童にはならずに済むかもしれない!とのこと。

希望する園の数は追記も出来るため、出来るだけ多くの保育ママの名前を記入する事がポイントだそうです。

 

温かみのある家庭的保育で、ママの社会復帰へ

今回保育ママについて調べる上で、税金から補助金が出され運営しているところに空きがあるというのはとても勿体ないことだと感じました。

保育ママは小規模だからこその様々な魅力があることも分かり、認可保育園だけでなく保育ママまで視野を広げて上手に利用することは税金の無駄遣いを防ぎママの社会復帰にもつながると思います。

厳しいといわれる昨今の保活ですが、ママにとっても子どもにとっても、良い環境で過ごしていける場所選びが出来ると良いですね!

 

【参考・画像】
※1 世田谷区 保育ママのご案内
※2 東京都稲城市 向陽台保育室(渡部厚子 保育ママ)・INSTAGRAM
※ maroke / Shutterstock、著者撮影、 maroke