CUCURU(ククル) > ライフスタイル > 流行よりも、長く愛せるものを。大人女子におすすめの上品なアクセサリー

流行よりも、長く愛せるものを。大人女子におすすめの上品なアクセサリー

大人の女性なら、流行に左右されずに身に着けられる上品なアクセサリーを持ちたいもの。東京・経堂にあるお店「ramunecafe」の店主、タナカチヅルさんが手作りするブローチは、さりげない存在感で装いを引き立ててくれ、長く愛用したくなる一品です。どんな思いで作られているのか、お話を伺ってきました。

長く使いたくなるアクセサリーが見つかるお店

洋服やファッション小物など、流行は常に移り変わっていくもの。トレンドを押さえることも大事ですが、長く愛用できるアイテムをひとつ手にしておくのも素敵です。大人の女性としてずっと愛用したくなるのは、華美すぎず、上品なものではないでしょうか?私もそんなアイテムを持ちたいと考えていたとき、素敵なお店の存在を知りました。東京・経堂のすずらん商店街にある小さな宝石店「ramunecafe」。アクセサリー作家のタナカチヅルさんが作ったオリジナルアクセサリーと、外国で買い付けたアンティークのアクセサリーを中心に販売しているお店です。
黒く塗られた壁がシックな印象の店内には、おしゃれな木のショーケースがあり、中にはさまざまなアクセサリーが並んでいます。中でも私が惹かれたのが、お花などのデザインが真鍮で表現された「エシカルブローチ」。
作家のタナカさんが「身に着けることで、お気に入りの洋服を引き立てることができれば」と語るそのブローチは、どんな洋服にも合わせやすそうな品のある佇まい。これからの季節はブラウスの胸元やストールのピン代わりに着けたくなるアイテムです。

洋服を印象的に見せる上品なブローチ

ブローチには2つのシリーズがあります。たくさんの丸いパーツが連なっているのが「spoon」シリーズ。丸はスプーンのつぼの部分がモチーフとなっていて、手にした方が幸せをすくえるようにという思いが込められているそう。

そのspoonシリーズのひとつ、「ちょうちょ」は丸いパーツで蝶の羽の形を表現しています。そばで見ると丸の間に隙間があり、軽やかで繊細な印象。
「蝶と聞くと少し子どもっぽいと思われるかもしれませんが、羽の下に少しボリュームをもたせることで大人っぽいラインになるように仕上げています」(タナカさん)
「王冠をかぶったスワン」も、白鳥の羽に丸を連ねて立体的に作られたもの。王冠が遊び心を感じるアクセントになっています。もうひとつのシリーズは、窓のように真ん中が大きく空いた「window」。洋服のテキスタイルをより素敵に見せる窓枠を作ろうという発想から生まれました。

左上の「花びら」は、よく見ると中央の輪の部分にごく小さな点や粒の装飾が。粒はミル打ちというジュエリーの石留めの技法を応用したものです。タナカさんは、手作りならではの温かみをもたせたいと考え、手作業でこの装飾を施しています。
右下の「ペッパー」は、胡椒の実がモチーフ。シンプルでクラシックな雰囲気から、年齢を問わず1番人気のブローチだそう。

カンボジアの子どもたちの支援にも繋がる

実は、これらのブローチの素材には、カンボジアの内戦で使われた銃弾のケースである薬莢(やっきょう)が使われています。

もともと企業に勤めつつ、アクセサリー作家として活動してきたタナカさん。途上国を巡る旅をしているとき、現地の状況を目の当たりにし、「自分にできることはなんだろう?」と考えたのだそう。その旅の中で、カンボジアの古い薬莢の存在を知り、それを素材としてブローチを作ることを思いつきました。
ブローチの売上金の一部は、支援金として現地に直接持っていき、孤児院の子どもたちと一緒に食事を作るのに使っているそう。ブローチの名前についている「エシカル」とは、直訳すると倫理的や道徳といった意味で、そこから派生し、人や社会、地球環境に配慮した考え方や行動のことを指します。
タナカさんは、「人にやさしい、環境にやさしい、体にやさしい」という視点で、ブローチ作りを行っているのです。

物語を知ることで、もっと大切にしたくなるブローチ

おしゃれなアクセサリーを購入することが、外国の子どもたちのお腹を満たすことにつながる。そんな裏側にある物語を知ると、ますますこのブローチを大切にしていきたいという気持ちが高まります。エシカルブローチは、ramunecafeの店舗またはオンラインショップから購入することができます。今後は、天然石や組紐を使ったブローチも登場する予定だそうです。

「支援のため、と難しく考えず、気に入ったデザインがあれば手に取ってもらえればうれしい」と話すタナカさんの言葉のとおり、まずは、自分が長く使いたいと思うブローチを探してみてはいかがでしょう。
writer / ゆりか photo / ramunecafe、ゆりか

※記事の内容(本文・画像など)に関しては、許諾を得て掲載しております。