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子どもたちに五月病ってあるの?保育士が教える「5月の子どもをみる注意点」

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長いゴールデンウィークが明け、日常生活が戻ると、お仕事のペースをつかめず、身体も怠く感じている方も多いかもしれません。

5月は“五月病”の時期でもありますが、子どもたちにも五月病はあるのでしょうか?

今日は、現役保育士のichiさんに、子ども達の様子について現場の視点からお話しいただきます。

子どもにも五月病ってあるの?

そもそも五月病って何?と思う方もいらっしゃると思います。

五月病とは、一般的にゴールデンウィーク前後から物事に対する意欲が低下したり、体調不良になったりすることだそうです。本来は新入社員や新入生など4月に生活環境が変わった方が、新しい環境に適応しきれないまま連休に入って一気に疲労やストレスが噴き出し、体や心に不調が出てくることを指すようです。(※1)

新年度が始まって1ヶ月間頑張ってきたところで、ゴールデンウィークという長期連休を過ごし、生活リズムが崩れたり、気が緩んで体調を崩したりという経験、どなたにもあるのではないでしょうか。

「子どもの新生活に関するアンケート」(「イー・ラーニング研究所調べ」)(※2)によると、アンケートに参加した保護者の約2割がわが子が五月病になったと感じているそうで、子どもたちの生活態度からやる気を感じられなかったり、学校等に行きたがらないという症状がみられているようです。

 

保育士が教える「5月の子どもの行動特徴」って?

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●なんとなく落ち着かなかったり、だらっとしていて活気がない

連休明けに子どもたちによくみられる姿です。休み明けというのは、子どもたちもなかなかエンジンがかからず、だらっとしていたり逆にソワソワ落ち着かなかったり何となくいつもとは違うなと思うような様子があります。

こういった姿があるときは、遊んでいてもなかなか遊びに夢中になることが出来ず、お友だちのことが気になっておもちゃの取り合いや場所の取り合いなどの喧嘩が起こることもしばしば。

特に休み明けは子どもたちも何となくイライラしていて噛みつきやひっかきなど、手が出ることもあるので保育者は特に気をつけて子どもたちの様子を見ています。

●保育園に行きたがらない、朝の送迎時、ママやパパと離れられない

お休み中は大好きなママやパパといろいろなところにお出掛けをしたり、ゆっくり過ごしたり、楽しかったからこそなかなか日常生活のルーティンに戻れないのです。

大人でも週明けは仕事に行きたくないと思うことってあると思います。そこを切り替えて仕事に行くのが大人ですが、子どもたちはなかなか切り替えが出来ません。そのため、保育園を嫌がったり、朝の分離に時間がかかるということがあります。

●体調を崩しやすい

新生活が始まって1ヶ月、子どもたちは子どもたちなりに環境に適応しようと一生懸命日々を過ごしています。そんな中で大型連休を挟み、生活リズムが変化したり、ホッとして気が緩んで体調に変化がみられるということがあります。

急な発熱や下痢嘔吐など、子どもたちの体調の変化に気を付けてみてあげてください。

保育園生活を楽しんでいても、子どもたちなりに気を張っているところはあります。また、子どもたちは大人と違って力加減をするということが難しいので、日々全力で生きています。

全力で遊び、喧嘩し、食べて、寝て。そんな子どもたちの体調の変化に気付けるのは大人たちです。様子がおかしいな、いつもと違うなと思うことがあったら保育者に相談してみてください。

 

ママも五月病に気をつけて

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子どもたちに振り回されて疲れてしまう……育児に追われてどうしたらいいのかわからない……といったことを感じていませんか?

そんなときはまず、受け入れることから始めてみてください。子どもたちは大人とは違い、頭で考えて行動するのではなく本能のままに生きています。

嫌なものは嫌だし、やりたくないことは何が何でもやりたくない。いい意味で、わが子だけが特別じゃない、子どもはこういうものと、ありのままの子どもの姿を受け入れてみてください。そして、困った時は保育者に相談をしてみてください。

保育者は日中の子どもたちの姿を見ています。子どもたち一人一人の性格や、好きな遊びを理解しているので、困っているママの役に立つようなお話が出来ると思います。

それに、保育園で見せる子どもたちの可愛い姿や面白エピソードもたくさん持っていますので、ちょっと疲れてしまったときに元気をもらえるなんてこともあります。

5月は子どもたちだけでなく、ママだって疲れやすい季節だと思います。無理して頑張るのではなく、肩の力を抜きながら、一緒に子どもたちを見守っていきましょう。

 

【参考・画像】
※1 五月病に関する調査 – インターネット調査ネオマーケティング
※2 「子どもの新生活に関するアンケート」 – 株式会社イー・ラーニング研究所
※ paulaphoto、buritora / Shutterstock