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落ち着いたお部屋づくりに!和ろうそくの柔らかな灯りを取り入れよう

食事の準備でコンロを使用する方は多いと思いますが、火を灯りとして使うことはあるでしょうか?近代化で扱うことが少なくなった火には、電気の照明とは異なる魅力があります。和ろうそくの老舗「大與(だいよ)」のろうそくで、火の灯りを楽しむ暮らしを始めてみませんか。

和ろうそくの老舗が伝える、火のある豊かな暮らし

1914年創業の「近江手造り和ろうそく 大與(だいよ)」。お仏壇や茶の席、贈答用などのさまざまなろうそくを、職人さんが手作業で作り続けている和ろうそく専門店です。
また、「火と人をつなぐ」ということをコンセプトに、日常的にも使える和ろうそくを展開しています。

大與が昨今、強く感じるようになったのは、暮らしの中から急速に火が失われていること。火に対しての「恐れ」だけに注目が集まり、「安心」が忘れられてしまっているのではないか?と疑問を抱いたのです。かつての暮らしを振り返ると、人々は火を2種類に分け、「燃えさかる炎」と「手元で扱える小さな火」があると捉えていたそう。後者の小さな火は、暗闇を照らす安全な灯りとして生活に取り入れられていました。今は忘れられつつあるその恵みを感じられるよう、大與では和ろうそくを使った火のある豊かな暮らしを提案しています。
そうはいっても、普段なかなか手にする機会がない和ろうそく。ほかのろうそくやキャンドルとはどんな違いがあるのでしょうか。
一般的な洋ろうそくに多いのは、石油由来のパラフィンキャンドルであるのに対し、和ろうそくは国産の植物からとったワックスでできています。植物由来のワックスに共通して言える大きな特徴は3つ。まず、原料に植物を使っているので、人にも環境にもやさしいということ。次に、太めの芯が蝋をちょうどよく吸い込むので、火が適度な大きさで明るく、また蝋がだらだらと溶けてこないという利点があります。そして燃やしたときに出るのは植物性の煤(すす)なので、その場を汚しにくいのも特徴のひとつ。
電気の照明よりは控えめに、キャンドルよりは明るく辺りを照らしてくれ、片付けもしやすいので、日常的に使うのにおすすめですよ。

さまざまなシーンで、心地よい空間作りに

具体的にはどんなシーンで使えるのでしょうか。
まず、和ろうそくには香りがほとんどないので、食事のときにも使いやすく、間接照明などと組み合わせるとムードのある空間に。お風呂の中で灯せば、明るすぎない落ち着いた灯りの中でリラックスしながらお湯に浸かることができます。
燃焼時間が短めのものは、寝る前に灯してお茶などを飲みながら過ごし、火が消えたら眠るという習慣づけにも。匂いがなくシンプルなデザインで、嗅覚や視覚に邪魔にならないので、正座や座禅など、ちょっとした緊張を保ちたいときにも使いやすいですよ。

火の灯りを楽しむ美しい和ろうそく

和ろうそくを使ってみたいと思った方にまず手にしていただきたいのは、「お米のろうそく」。お米のぬかからとれた蝋で作られているという環境への配慮や、蝋が垂れないといった使い勝手の良さが評価され、グッドデザイン賞を受賞した和ろうそくです。燃焼時間が約40分ほどと長めなので、食事のときやお風呂での使用にもおすすめですよ。
ちなみにこちらは火を灯している間、「芯切り」という作業が必要になります。和ろうそくは芯が炭化して残り、火が大きくなってしまうので、芯切り鋏などで芯を適度な長さに切るのです。そのひと手間も楽しく感じられたら、あなたも立派な火の使い手といえるかもしれません。
こちらの「米ぬかろうそく まめ」は、4.5cmほどの小さなろうそくです。燃焼時間も約15分と短めで芯切りは不要なので、気軽に使うことができます。寝る前に15分だけ点けてリラックスしようとか、15分だけ座禅しようといった気持ちの切り替えにもぴったり。
くっきりとしたビビッドカラーと、柔らかなアースカラーのアソート10本ずつの販売で、インテリアに合わせてお好みの色が選べます。

お店やオンラインショップで和ろうそくに触れよう

大與には上でご紹介した以外にもさまざまな種類の和ろうそくがあり、滋賀にある実店舗またはオンラインショップで購入することができます。ホームページやInstagramには各地の百貨店などで行われる催事への出展予定も掲載されているので、お近くで開催されるときには足を運んでみてはいかがでしょうか。

ろうそくの揺らめきからは、「1/fゆらぎ」という心地よさを感じさせる周波数が出ていると言われます。大與の自然由来のシンプルな和ろうそくなら、火そのものの美しさが感じられ、心が和んでいくのをきっと感じられるはず。ぜひ和ろうそくで、火を身近に置いた暮らしを楽しんでみてください。

writer / ゆりか photo / 近江手造り和ろうそく 大與

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