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海外旅行やお仕事にも役立つ!今日から始められる英語上達のコツとは

画像:川柳まさ裕

街で海外の方を見かけたり、中には外国語で話しかけられたという経験があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな時にもし英語を話すことができれば、と思ったことはありませんか? 英語の苦手意識払拭や勉強のコツについて『金城学院大学 文学部 英語英米文化学科』水野真木子教授にお話を聞いてきました。

■英語は“勉強の対象”ではなくコミュニケーションツール

「英語を話すことができればいいなと思いながらも、学ぶきっかけがなかったり、そもそも英語に苦手意識を持っている方も多いと思います。

苦手意識を持つ方には、難しい受験勉強がきっかけの方もいるでしょうし、中には学生時代に英語の先生が苦手で英語の授業が嫌になった、という方もいるかもしれません。

英語を“勉強の対象”と考えてしまうと息苦しさを感じてしまうと思います。そうではなく、あくまで“1つのコミュニケーション手段”と捉えてみましょう。

英語は使って楽しむもの、という発想の切り替えをしてみてくださいね。楽しんで取り組めばきっと上達しますよ!」

画像:川柳まさ裕

―水野先生は普段から英語を使う機会も多いと思いますが、日常生活の中で、英語ができて良かったと思う時はいつですか?

「海外の方とコミュニケーションをとり、自身の交流の幅が広がっていく時は、英語を話すことができて良かったと思います。表面的な話だけではなく、相手の性格や国の文化など深い話ができるようになるとさらに面白いですね。1つの言語を習得することは、1つの文化を知ることにもつながると思います。

その他でいうと、やはり海外に行ったときですね。現地の方とのやりとりがスムーズになりますし、そうすることで親切に接してもらえることも多いと思います。

あとは、海外でトラブルが発生したときです。カメラをどこかに忘れた時、病気になった時、ただでさえ慌ててしまい余裕がない状況ですから、相手に通じる言語を話すことができるだけで安心感がありますよね」

 

■英語トレーニングのポイントとは

―交流の幅が広がると楽しそうですね。それでは、英語力をあげるためのコツはありますか?

「勉強するコツとして、“層にして学習する”ことの大切さを学生には話しています。例えば、毎日10分は英語のコラムを読む、といった“小さなステップ”を設けて、毎日コンスタントに英語に触れることが大事です。そして、小さなステップをクリアしていくことで、自信もついてくるはずです。

学習に使う教材についても背伸びをせずに、易しいものから徐々に取り組んでいくことが大事ですよ」

―英語学習の最初のステップは何がおすすめでしょうか?

「英語の基礎力がどれほどかにもよりますが、リスニングをメインに取り組むことがオススメです。

しかし、その際流れてくる音をただ聞くだけではいけません。音とシチュエーションを組み合わせながら聞くことがポイントです。赤ちゃんが言語を覚える時も、周囲で起きていることを見たり感じたりしながら、聞こえる言葉の発音や意味を覚えると言われています。

画像:tabiphoto / PIXTA(ピクスタ)

具体的には、洋画を見たり、洋楽を聴いたり、実際に映像があるものやシチュエーションを想像できるものに触れてみることがオススメです。洋画を見る時は、慣れるまでは英語の字幕をつけて見ると頭に入ってきやすいと思います。

また、新しい言語を習得するためには、最初から日本語も書かれている参考書を中心に取り組むのではなく、まず、新しい言語の音そのものに触れることが大事です。前者の場合、脳内の日本語に関わる部分から派生して新しい言語が出てくるらしいですが、後者の場合、脳に新しい言語の芽が出てくるようなイメージです。

自然な形で言語習得するためには、新しい言語の芽を作ることが良いでしょう」

―リスニングをメインにということでしたが、具体的な勉強法についても知りたいです。

「授業でも取り組んでいる練習法を3つご紹介したいと思います。

(1)ラギングプラクティス 連続して異なる英単語を再生し、1~2つ前に聞いた単語をリピートして発音する。
英語を聞き取る集中力と記憶力を高めるトレーニング。耳にした英単語をそのままではなく、絵のようにイメージ化して記憶することがコツ。
(2)クイックレスポンス 流れてくる単語を聞いて即座に訳す。
通訳の訓練にも使われ、即時に言語変換できるよう、脳をアクティブにする。
例えば旅行の場面など、状況を設定して、その状況で多用される単語を使うと実践力が身につく。
(3)アクティブリスニング 流れてくる内容を、聞き終えた後に再現できるよう、頭の中で整理しながら聞く。メモをとってもよい。

―どれも聞いた後のアウトプットがあるため、インプットの質も高まりそうですね。

「そうですね。あとは、リスニング以外で1人で取り組むことができるものとして、“多読”をおすすめしています。

図書館などにいくと、多読向けの厚さの薄い洋書がたくさん並んでいると思います。気になるものを手に取り読んでみて、面白くなければ読むのをやめ、次の本を手に取り面白い本を読み進めていきます。この“読んでいて面白いかどうか”が重要です。楽しんで取り組むことが上達のポイントですよ。

その他の教材としてはテレビの教育番組や、インターネットの学習サイトもぜひ活用してみてくださいね」

 

■さらに英語のコミュニケーション力を高めるためには?

「もっと英語でのコミュニケーション力をつけたい方向けに、あと2つ練習法をご紹介します。

まずは表現力をつけるための方法です。通勤中などのすき間時間に、“自分が今考えていることを英語でどのように伝えるといいだろう?”と考えてみましょう。

少し難しいかもしれませんが、一度考え始めると伝え方が気になってしまい、調べるようになるはずです。

続いてスピーキングの力をつけるためにはシャドーイングがオススメです。英語の音声を聞きながら、強調するところやリズムを真似する。人間は言葉を声に出すことで、脳に定着しやすくなる傾向にあるそうです」

画像:川柳まさ裕

―先ほど話に出た多読の時も声に出してみるとよいかもしれませんね。

「そうですね。また、発音ができるスピードと、聞きとることができるスピードは連動していると言われています。つまり、早く話せるようになると、早い言葉も聞けるようになります。

ストップウォッチを持って計測しながら意識して早く口を動かしてみましょう。あとは、速いスピードでの聞き取りに慣れるためには、1.5倍速で英語の音源を再生してみることも効果的だと思います」

―速い音になれることも上達のポイントなんですね。最後に、語学を学ぶことの魅力について教えていただけますか?

「先ほども申し上げましたが、1つの言語を覚えることは、1つの文化を知ることにもつながります。言語を通じて、その国の文化やものの考え方の違いを感じることができるでしょう。

『平行線parallel(パラレル)』は日本語では“平行線をたどる”のように“相容れない”という解釈で、英語では“共通点がある”という解釈で使われます。同じ言葉でも異なるニュアンスで受け取られますが、これは文化の違いによるものかもしれません。

その他、boilと英単語で1つに集約されていても、日本語では、炊く、煮る、沸かす、茹でる、といった表現ができます。日本は昔から水を使って調理することが食文化の中心だったのかなと推察できます。言葉をおぼえると、ご自身の世界が広がっていくと思いますよ!」

 

いかがですか?

今後日本では、東京五輪や大阪万博など国際的なイベントが多く開催されますし、今が英語に親しみはじめる絶好の機会かもしれません。“勉強の対象”ではなく、コミュニケーションの手段という意識を持って、普段から英語に触れる時間を作ってみてはどうですか?

画像:CUCURU編集部

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【画像】
※ 川柳まさ裕
※ tabiphoto / PIXTA(ピクスタ)
※ CUCURU編集部

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