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「お食い初め」とは?「七五三」とは?伝統行事の意味を知ってる?

お子さまが産まれるとしないといけないことがたくさんありますよね。

役所への手続き関係や育児に必要なものの準備など。さらにお祝い行事もするとなると…。

あると分かっているのに、「いつ行うのか」「なにをするのか」が混乱してしまうのは、その意味を知らないからかもしれません。

まずはお祝い事の意味や歴史を知ることから始めてみませんか?

グランドティアラや愛昇殿などを運営しているレクストグループで、ウエディングプランナーを勤めていた稲垣さんに、様々なお祝い行事について聞いてみました!

画像:CUCURU編集部

■子どもの行事はたくさん!

―――子どもが生まれてからたくさんお祝い事があるのはどうしてでしょう?

稲垣さん「昔は子どもが生後すぐに亡くなってしまうことも多かったんですよ。

例えば、明治32年(1899年)の時点で、乳幼児の死亡率は15.38%という統計があります。2014年時点では、乳幼児の死亡率は0.21%まで下がっています。

平均年齢でみても明治の時代は40代だったんですよ。

約100年の間に、衛生環境や医療、食べ物事情の変化でこんなに変わったんです。

簡単に大人になれなかった時代から、節目節目にお祝いをすることが受け継がれてきました。

それでは順に、人生儀礼をご紹介します。」

画像:CUCURU編集部

「お七夜(おしちや)」

産まれた日を含めて7日目に行う、初めての行事です。命名書に名前を書き、家族や親族にお披露目します。

産まれてすぐ亡くなることも多かった時代に、母子ともに危険な時期を乗り越えたことを喜ぶお祝いの日でもありました。

「お宮参り」

地域の氏神様に健やかな成長を願うとともに、ご挨拶に行きます。

出産には出血が伴うため、出産したばかりの時期は母子ともに「穢れ(けがれ)」とされていました。

出産から1ヶ月が経過した「穢れ」が落ちたころ、一般的には男の子であれば生後31~32日目、女の子であれば32~33日目に行います。

ただし、体調や気候に合わせて日程を決めても構いません。

「お食い初め(おくいぞめ)」

生後100日目前後に行います。「一生食べることに困らないように」と願いを込めて、初めて大人と同じものを食べるという成長の節目のお祝いです。

またこれは「歯固めの儀」とも呼ばれ、「歯固めの石」といわれる「石」を赤ちゃんにかじるフリをさせて、「歯が丈夫に育ちますように」との願いも込めます。

画像:PIXTA

最近では、この「お食い初め」を行うご家族が増えており、儀式として分かりやすいのが人気の背景かもしれません。

写真を撮って、SNSなど、思い出に残す方も多いようです。いわゆる「SNS映え」するお祝いということでしょう。

「初正月」

産まれてから初めてのお正月を迎えるお祝いです。母方の祖父母や近親者が、男の子には破魔弓を、女の子には羽子板を贈ります。破魔弓も羽子板も魔除けの意味があり、子孫繁栄を祈るものです。

「初節句」

女の子は、3月3日。男の子は5月5に行います。子どもの無事の成長を祝い、今後の健やかな成長と厄除けを願う行事です。

3月はひな人形を飾り、5月は兜や武者人形など五月人形を飾ります。このお人形たちは、子どもにかかる厄災を代わりに引き受けてくれる身代わりの守り神です。

「初誕生(はつたんじょう・はつたじょう)」

満一歳のときに行います。餅をつき、近親者などを招いて宴を開いて祝います。立って歩き始めた子どもにつきやすい邪霊を追い出す意味もあったようです。

「七五三」

11月15日に、3歳と5歳の男の子、3歳と7歳の女の子が晴れ着を着て神社に参ります。

なぜ男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳なのかご存知ですか? 平安時代からの長い歴史のある習わしなんです。

3歳で髪を伸ばしはじめる『髪置き(かみおき)の儀』という儀式を行ったことが由来です。

5歳では、『袴儀(はかまぎ)の儀』といって、男の子が袴を着用し始めました。
7歳では、『帯解き(おびとき)の儀』といって、平安時代の女の子が十二単のような着物を着るようになりました。

ちなみに、七五三を11月15日に祝うことになったのは、江戸時代の五代将軍徳川綱吉が、子である徳松のお祝いを11月15日に行ったことからが始まりのようです。(諸説あり)

平安時代から始まったお祝い事も歴史の中で、少しずつ今の形になっていきました。

画像:レクスト

「十三参り」

今までのお祝いと違うのは、お寺にお参りにいく点です。十二支が一巡して初めて自分の生まれ年の干支に戻った年齢で、女の子は生まれて初めての厄年という節目でもあります。

 

■大人になるってどういうこと?

―――子どもが成長してからのお祝い事はどんなものがあるでしょうか?

稲垣さん「子どものころはお祝い事がたくさんありますが、大人になるとぐっと減りますね。成人式を終え大人の仲間入りをしたら、次は還暦。還暦からは長生きを祝って、お祝い行事が増えるんです。

大人になる前の最後の節目として、『成人式』を大事にしてほしいですね。」

画像:CUCURU編集部

「成人式」

子どもから大人になるまでの最後のお祝い事は、やはり「成人式」です。無事に大人になるまで成長できたことは本当に喜ばしいことです。

しかし“大人になる”とは、どういうことでしょうか。

「成人式」は20歳で行います。地域によって、お祝いの作法は異なりますが、一部では「成人式」を大々的に華美に装って執り行うところもありますね。

20歳になれば、お酒も飲めるし煙草も吸えるようになります。平成28年6月から公職選挙法の改正により、選挙に参加できる年齢は18歳に引き下げられ、これも“大人の権利”と言えます。

結婚できる年齢も今までは、男性18歳で女性は16歳でした。(法改正により2021年を目途に18歳に統一される見込み。)

しかし、20歳という年齢では大学に通っている子も多く、金銭面では自立していない子も多いのが現実です。

″大人になる”とはどういうことか、無事に子ども時代を終えられることを周りに感謝しながら「成人式」のタイミングで自分がどんな大人になるか考えてほしいですね。

大きな節目のひとつとして、ご自身がお宮参りに行かれた氏神様へお礼に行くのもいいと思います。

画像:レクスト

いかがでしたか?日本では昔から、ひとつひとつの行事を行い、人生の通過点としてきました。

ご紹介したようなお祝い行事を大事にすることで、ご自身やお子さまの人生を実りあるものにしていきませんか?

今回の撮影は名古屋市栄にある『プリンセスガーデンホテル』にて行いました。

お祝い行事はひとつひとつに意味があり、人生で一回きりのイベントです。ホテルなど厳かな雰囲気の中で行うのもお勧めです。
お祝いの作法についてもお気軽に相談してみてくださいね。

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