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南米麻薬王から「720万円の懸賞金」で命を狙われる麻薬探知犬

南米の犯罪大国コロンビアで、優秀な麻薬探知犬が警察官から厳重に守られるという事態が起きている。犬の名は『Sombra』(ソンブラ)。スペイン語で影という意味で、メスの6歳だという。

 

「彼女は過去5年間で300回以上出動し、トータル9トンものコカインを押収、麻薬カルテル50人以上の逮捕に貢献しています。中でも最大の成果は2016年3月、オランダのアントウェルペン行のコンテナに隠されていた2.9トン、米国市場価格では9000万ドル(約100億円)ものコカインを見つけ出したことでした。コロンビア最大で最も恐れられる麻薬犯罪組織『クラン・デル・ゴルフォ』の最高幹部ダリオ・アントニオ・ウスガが『Sombraはわれわれの最大の敵だ』と宣言、極秘裏に彼女の首に2億ペソ(約720万円)の懸賞金を掛けたのです」(麻薬犯罪に詳しいジャーナリスト)

Sombraの暗殺計画を察知した当局は、彼女を守るため2人の警察官を常時警備に就けた。ウスガはアメリカ政府から、逮捕につながる有力な情報に対して500万ドル(約5億5000万円)の懸賞金を掛けられている極悪人だ。

 

警備をもっと厳重に…との声

とはいえSombraへの警備はあまりにも薄く、警察犬の命を軽く見過ぎているとの意見もある。そうでなくても警察犬は普通の家で飼われている犬と比べて短命だ。

「日本では過労死が問題になっていますが、犬の世界も同じなのです。特に警察犬は、厳しい環境下で長期間、その任務に当たらなければなりません。ですから人間と同じように警察犬も疲労とストレスが重なるため寿命が短いのです」(都内のブリーダー)

Sombraがのんびりと余生を過ごせる日は来るのだろうか。

 

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Rob Hainer / Shutterstock

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