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1人行動の時発症したら?食物アレルギーをもつ子に親が教えておく事4つ

子どもの食物アレルギーは、未就学児で約10%、小学生~高校生くらいの子どもでそれぞれ4%前後だと言われています。

アレルゲンになる物質は1つの場合もありますが、卵と小麦と大豆と……と複数のアレルゲンを持っているお子さんも少なくありません。

食物アレルギーの子どもを持つ親は、普段の食事に気を配ることはもちろんですが、それ以外でも、成長過程における食事シーンで子どもが困ることのないように教育が必要です。

今回は筆者の身近な保健師さんにお伺いした“食物アレルギーの子を持つ親がやっておくべきこと”4つをお伝えします。

 

■1:食べることに興味をもってもらう

子どもと一緒に楽しく食事することには2つのポイントがあります。

それは、子ども自身が食べることに興味をもってもらうことと、ゆっくりよく噛んで食べることです。

食物アレルギーを持つ子どもは、みんなと同じものを食べられないことに違和感を持ち、食べられないものを食べたいという気持ちを持つようになります。

また、食べられないことに関して、子どもなりに落ち込んだり、疎外感を感じることもあります。

そうならないために、人と同じものを食べることにこだわり過ぎないよう、食事の楽しみはみんなで食べることだと経験を通して教える必要があります。

また、一人で食べると早く食べてしまいがちになりますが、家族で食べることで会話をし、ゆっくりよく噛んで食べることを促すことができます。

よく噛んで食べることは消化を助けるのに大切な作業ですから、アレルゲンは食べられないにしても、健康のために重要なことです。

 

■2:食べ物について子どもと話をする

普段から“食べ物”について、子どもと話をすることが望ましいでしょう。

例えばパンは小麦粉からできていて、ハンバーグはひき肉と卵とパン粉が使われていて……そんな話をしておくことで、子どもは自分が食べられないものが何か、理解を深めます。

子どもが文字を読めるのであれば、原材料を見る癖をつけさせましょう。まだ読めなくても、アレルギー物質のアイコン表示を覚えさせることができます。

そのアイコンを頼りに、“食べられるもの・食べられないもの”を子ども自身が判断できるようにしておきたいですね。

 

■3:誤飲した後の状況を親子一緒に把握する

食物アレルギーの子どもを持つ親御さんは、基本的に原材料をチェックしているかとは思いますが、それでも避けられないケースがあるかもしれません。

万が一アレルゲンを誤飲してアレルギー症状がでた場合には、子どもの気持ちに寄り添うと同時に、同じことを繰り返さないよう子どもに教育しましょう。

「アレルゲンを食べてしまったら、こんな状態になるから気をつけようね」と本人に危機感を持ってもらうことが重要です。

そのときの状況を親だけでなく子どもが理解し、自分で気をつけられるようになる必要があります。

 

■4:子どもにSOSを伝えられるよう教える

子どもが小さいうちは常に親が一緒にいるため、何かあれば親が対応できます。しかし大きくなるとそうもいきません。

子どもが一人で外出したり、友達の家に遊びに行くこともあるでしょう。その際にアレルギー症状がでてしまった場合、親に頼る以外の選択肢が必要です。

近くにいる大人に「病院に連れていって」「お医者さんを呼んで」など、周りの人に助けを求められるように普段から練習しておくことが重要です。

日常的に大人と会話をする機会や、実際の状況を想定した練習は、万が一のときに備えて必要な訓練です。

 

いかがでしたか?

食物アレルギーのある子どもを持つ親としては心配や不安もあるかと思います。しかし、その不安は子ども自身をも巻き込んでしまいます。

子どものアレルギー体質をよく理解し、子どもと一緒に理解を深めれば、リスクを下げられるとともに親子の強い絆となります。

親が前向きな姿勢を示すことで、子どももアレルギーであることを理解し、悲観せず強く生きる力を身につけることができることでしょう。

(ライター 沖田かへ)