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「日焼け止め」は本当に焼けない?スプレータイプと乳液タイプを徹底比較

画像:野村純子

日焼け止めには乳液、スプレー、ジェル、パウダーなど種類が豊富で迷いますね。「スプレータイプはサラッとしているけど、きちんとカバーできるかが謎」と、迷う声もよく聞きます。

そこで今回はエステティシャンでもある筆者が、スプレータイプと乳液タイプについて、紫外線防止パワーや撥水性を比較実験してみました!

 

■日焼け止めスプレーの特徴は?

画像:野村純子

近年人気のスプレータイプは、レジャー用にも使えるSPF50のものまで販売されています。

肌に直接スプレーするから手のひらが汚れない、白浮きしない、乳液タイプに比べてサラサラしている、などが人気の理由。

ですが、裏を返せば「ほぼ透明なのでムラなく塗れたか分からない」「乳液より汗水に弱そう」と考える人も多いようです。

 

■実験1:スプレーはムラなく塗れるのか?

画像:野村純子

マネキンの顔半分ずつに塗り分けてみました。スプレーは1プッシュでも意外と広がり、しっとりと濡れるくらい付きました。乳液タイプの方が塗りのばしにやや時間がかかります。

ただスプレーの場合は、そのまま吹きかけると髪や服にスプレーがかかってしまうことがあるので、かかりたくない人はタオルで覆うなど工夫が必要です。

 

■実験2:スプレータイプは水に弱いのか?

塗布後10分ほど置き、水滴を垂らしてみました。

画像:野村純子

水滴は乳液にまとわりつくようにゆっくり流れます。

画像:野村純子

スプレータイプは、雨粒が転がるようにすべり落ちていきました。

理由は、ウォータープルーフ化粧品によく使用される“シリコーンオイル”と思われます。乳液タイプにそれが少ないというよりは、個々の商品次第でしょう。

したがって、一見水っぽいスプレータイプですが、シリコーンオイルが入っているものは「汗水に弱い」とは言い切れません。

ただし、水が落ちた後押さえたタオルには、どちらも日焼け止めの香りが移ったので「多少は取れた」といえます。

 

■実験3:ちゃんと紫外線を防げるの?

画像:野村純子

家庭用UVチェッカーを使い、肌と見立てて日焼け止めを塗り、UV量をチェックします。精密機器内に化粧品が入り込まないよう、ラップを使用しました。

画像:野村純子

計測したのは晴天の直射日光の下で、紫外線指数は“7.0=警戒1”というレベルが出ました。

画像:野村純子

日焼け止め乳液を塗ったら紫外線指数は“1.2=ほぼ安全”に激減!

画像:野村純子

スプレー使用後でも紫外線指数は“0.1=ほぼ安全”まで下がりました。

画像:野村純子

ラップ自体に紫外線を防止する作用がないことは確認済み。

画像:野村純子

スプレータイプには無色透明の“紫外線吸収剤”がよく使われています。透明でサラッとしていますが、実験ではきちんと紫外線を防ぎました。

ただ、人によっては紫外線吸収剤がかゆみや刺激を引き起こす場合もあるので、注意して選んでくださいね。

 

いかがでしたか?

「塗っても毎年焼ける」といって日焼け止めをあまり使わない方もいますが、UVガードのアウターや日傘でも同様に紫外線カットが期待できます。あとは使用する環境、肌に異常が出ないかを考えて選んでくださいね。

【参考】
※ 厚生労働省 – 化粧品基準
※ 宇山 光男、久光 一誠、岡部 美代治(2009)『化粧品成分ガイド』
※ 久光 一誠(2017)『化粧品成分表示のかんたん読み方手帳』
※ 西川武二(1999)『これだけは知っておきたい皮膚の症状、皮膚の病気』(別冊NHKきょうの健康)

【画像】
※ 野村純子

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