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この春来場者30万人突破!? 今注目の『多治見市モザイクタイルミュージアム』

画像:大橋麻美子

2016年6月にオープンしてから開館一年と待たずに来場者10万人を突破した、岐阜県の『多治見市モザイクタイルミュージアム』。

今年の4月には30万人を超すと見込まれており、とっても話題の美術館です。そこで今回は、そんな『多治見市モザイクタイルミュージアム』の楽しみ方をご紹介します。

 

■岐阜県多治見市笠原町は、モザイクタイル生産量日本一!

画像:大橋麻美子

“モザイクタイル”とは、50平方センチメートル以下のタイルのことをいいます。

実は岐阜県はタイルの生産シェア日本一(※)。モザイクタイルのシェアも8割強(※)なんだそうですよ。モザイクタイルといえば、昔ながらの旧家のお風呂や洗面台によく使われていましたよね。

しかし、建物が老朽化して壊されるときに、当然モザイクタイルの壁や洗面台なども一緒に取り壊されてしまいます。

「このままでは、モザイクタイルが消えてしまうのでは」「なんとしても歴史ある産業を次世代にもつなげたい!」……そこで、地元の産業に関わる有志の皆さんが20年ほどかけて、全国からモザイクタイルのお風呂など1万点も集めたそう。

集めたら見せる場所が必要になりますよね。そこでできたのがこの『モザイクタイルミュージアム』なんです。

 

■建物は、著名な建築家・藤森照信さんによるデザイン建築!

画像:大橋麻美子

まず、目を引くのがミュージアムの外観。ちょっぴり不思議な山型の外観は、“粘土の採土場”がモデルなんだそう。

画像:大橋麻美子

粘土色の壁には、茶碗の割れた破片が貼り付けてあるのですが、これも“茶碗が山から出てきた”イメージなんですって。

もともと笠原町は美濃焼茶碗の町。そんな背景もしっかりデザインに込められています。この藤森さんの建物を見に来る、という来場者も多いそうです。

 

■4階は、セレクト収集品が豊富に展示

では早速、ミュージアムの中をのぞいてみましょう。

画像:大橋麻美子

半屋外の4階。真っ白で開放的な空間が広がっていて……壁も床も真っ白。そこに彩り豊かなモザイクタイルの作品がずらずらっと展示してあります。

画像:大橋麻美子

画像:大橋麻美子

笠原町内はもちろん、全国の旅館や銭湯から集めてきた、タイル壁画や台所の流し、トイレ、かまどなどを“一番モザイクタイルが美しく見える配置”で展示してあるとのこと。

画像:大橋麻美子

中でも圧巻なのは“モザイクタイルカーテン”。

天井が抜けたところにトルネード上にワイヤーが組まれていて、そこに色とりどりのタイルがつながれているという、カーテンを模したオブジェ。

太陽の光が照らされるとキラキラ光って見えて……思わず「おぉ!」とため息がでてしまうほど美しいですよ。

 

■歴史を学べる3階、オーダー相談ができる2階

タイルは、幕末の頃に西洋から輸入されましたが、日本でも製作されるようになった当初はまだ素焼きのまま。

笠原町出身の山内さんという方が、釉薬(ゆうやく)を施した色付きの美しいタイルを作って、昭和10年から量産されるようになったことで、この町の産業発展につながったそうです。

そんな歴史や製造過程が3階のフロアで学べますよ。

画像:大橋麻美子

また2階には、実際に展示してある様々な種類のタイルから気に入ったものが見つかれば、商談カウンターで直接タイル会社につないでもらって、リノベーションなどの相談にのってくれるサービスもあるんだとか。

エンドユーザーにモザイクタイルの魅力を知ってもらって、利用も広めるということが、地場産業の活性化にもつながるというわけです。

 

■1階では、ワンコインでワークショップ体験も

画像:大橋麻美子

1階ではモザイクタイルを使った作品作りがワンコインで体験できます。

フォトフレームや壁掛けオブジェなど、ベースの小物に好きなタイルを好きなだけボンドで貼り付けていきます。簡単なので、誰でも気軽に楽しめますよ!

また、ショップには、紙コップ一杯分のモザイクタイルが詰め放題で販売されています。こちらもワンコインといううれしいお値段で購入可能。

筆者もこの日、モザイクタイルの魅力にすっかり惹かれ、モザイクタイル詰め放題を利用して買って帰り、自宅の洗面所に飾り付けしてみました。

 

美術品や文化財などの展示をするのが、博物館。しかしモザイクタイルミュージアムは、建物から展示まで全てが美術品になっているといっても過言ではない、不思議な魅力が詰まった美術館でした。

暖かくなるこれからのお出かけのシーズンに、ちょっと足をのばしてみてはいかがでしょうか?

<施設情報>
多治見市モザイクタイルミュージアム
住所:岐阜県多治見市笠原町2082-5
電話:0572-43-5101
営業時間:9:00~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
入館料:大人300円(高校生以下は無料、また1、2階だけの利用は無料)

<番組情報>
大橋麻美子の教えてマミーゴ
CBCラジオ『北野誠のズバリ』内で、毎週月・水曜日14:45頃放送中!
今回の全容は、以下のリンクボタンより、『radiko(ラジコ)』で聴取することができます。(※放送後1週間まで聴取可能です。エリア内は無料で聴取いただけますが、エリア外はプレミアム会員登録が必要です。スマートフォンの場合はアプリダウンロードが必要です。詳細はhttp://radiko.jp/まで)

【2月14日(水)放送】

【参考】
陶磁器 – 岐阜県産業経済振興センター

【画像】
※ 大橋麻美子

※ この記事は2018年2月時点の情報です。