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大食いアイドルもえあず、テレビ初の飲酒・泥酔で見せた「最終形態」

画像:CBCテレビ『旅ずきんちゃん』

【コラム:ナゴヤ東新町 一五一会】

屋台はワンダーランドである。

ただの路上なのに、のれんをくぐればもう異世界。そこで供されるものなど旨いに決まっている。酒は言うに及ばずだ。

名古屋のCBCテレビで11日深夜に放送されていた『旅ずきんちゃん』が、博多・天神にある屋台をめぐる旅だった。地元のパンクブーブー・黒瀬さんナビゲートで、おのののかさん、尼神インター・渚さん、もえのあずきさんという陣容だ。

この皆様だと、黒瀬さん:仕切り、おのさん:女子感、渚さん:泥酔、もえあずさん:大食い、という役割なのかと思ったら、番組は全く予期せぬ方向へと突き進んでいった。

「グイグイ飲めちゃいます!」

そう酒好き宣言したのは“大食いアイドル”である、もえあずさん。

食べているところはよく見るが、飲んでいるのを見るのは大食いの時の戦術の一環でもある水くらい。ご本人いわく、アイドルが本業なので飲酒の露出はこれまで事務所NG。今回の『旅ずきんちゃん』がテレビ初公開なのだそう。そのこと自体よりも大食いが副業という方が驚きだ。

画像:CBCテレビ『旅ずきんちゃん』

さて、唯一の男子である黒瀬さんの心配をよそに、女子3人は1軒目の屋台から瓶ビールをどんどんあけていく。ロケ開始わずか20分で1人1本である。

そして序盤から、とりあえず何でも料理を5個ずつ注文してしまうもえあずさん。

本気を出すと、一般のお客さんとみられる方々もいらっしゃる中で、屋台の料理を全部食べ尽くしてしまう恐れがある。この時はまだ無事だった黒瀬さんがセーブさせていた。

もしそれが無ければ、義憤にかられたネットの貴公子たちが「テレビのロケのせいで、他のお客さんの食べるものが無くなって迷惑だー!」と突撃して来たことであろう。彼らの正義感は戦隊ヒーローのそれを軽く凌駕する。

もえあずさんにとって、得意の大食いで見せ場を作りづらい屋台は完全アウェーなのか……と思われたが、それは杞憂だった。

相当酔っぱらって陽気ではあるものの、さほど見た目に変化がないおのさんの横で、屋台を転戦するごとに形態変化していくもえあずさん。番組冒頭で今回の酔っ払い最右翼と目された渚さんは、2人が心配なのか全く酔えていない。お気の毒である。

画像:CBCテレビ『旅ずきんちゃん』

もえあずさんは、1軒目の段階で頬のチークがお顔全体に広がっていくかのように赤くなり、2軒目では煽るグラスの角度が、銭湯で腰に手をあてて飲むコーヒー牛乳並みになった。

続く3軒目で、開きづらくなってきた目が横から見た封筒のような細さまで達し、最後の4軒目、最終形態ではそのまま体が終始左に傾き、口が開いているのはラーメンの替え玉を食べている時だけとなった。

意識レベルはかなり低そうだが、大食いは止まらない。さすがプロである(副業)。

テレビで芸能人の酔っ払いトークを見せる番組が増えている中、アイドルがしっかりと泥酔する様子がメインコンテンツに見えるのは私にとって初めてで、いたく面白かった。

ちなみに、最終形態のもえあずさんが「おかわりしていいですか?」と「ありがとうございます」しかしゃべらなくなった4軒目から、4人だった出演者は3人になっていた。パンクブーブー・黒瀬さんがいないのだ。

女子3人の飲みっぷりに触発されたのか、黒瀬さんは3軒目で突如完全に仕上がり、4軒目にロケバスで向かいながらそのままご就寝。

進行役がロケ中に酔いつぶれて寝てしまったのに、そのまま起こさずナチュラルに進行していく今回の『旅ずきんちゃん』は、まさに何でもありのワンダーランドだった。

東京でも大阪でもない名古屋のテレビ局が全国ネットで勝負するには、これくらい振り切るのも手だと思う。

平岡敏治(ウェブ・ソーシャルメディアプランナー/ライター)

【画像】
※ CBCテレビ『旅ずきんちゃん』