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テレビ朝日が「貴乃花親方独占インタビュー」できた理由

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

2月7日にテレビ朝日で急きょ放送された『貴乃花親方105日沈黙破りすべてを語る』は、平均視聴率が13.6%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)だったことが分かった。毎週水曜日の同時間帯で放送されている『あいつ今何してる?』と『くりぃむクイズ ミラクル9』が前日になってこの特別番組に差し替えられたが、それぞれの番組の前週の平均視聴率、10.2%と11.8%を上回り、なおかつ同時間帯の番組でもトップだった。

この番組は元横綱の日馬富士の暴行騒動から沈黙を守り続けてきた貴乃花親方が“すべてを語る”として注目を集めた。貴乃花親方は「暴行事件が存在したのであれば、そこに同席した力士が土俵に上がるというのは、神事に反する」と、横綱の白鵬らの姿勢に疑問を投げ掛けたほか、完敗に終わった2月2日の日本相撲協会の理事選挙について「悔いはない」などと振り返った。

「貴乃花親方は、『横綱とは?』と聞かれ、『包容力です。包容力で勝負して相手を包みこむように接してあげること』と答えていました。これは暴力事件を起こした元日馬富士と、同席していながら止めることができなかった白鵬への当て付けです。番組を見た力士からの反応は強いものがあり、これで貴乃花親方と白鵬との火花散る戦いが始まったな、という印象を抱いた相撲関係者は多いと思います」(相撲ジャーナリスト)

 

協会から返事がなかったため一方的な内容に

今回、テレビ朝日だけが貴乃花親方の独占インタビューを取ることができた理由は何か。

「騒動の渦中でテレ朝は、貴乃花親方の『いまは静かにしていたい』という意向をくんで、それほど強硬な取材はしていませんでした。これが貴乃花親方に好感を持たれたことと、聞き手を務めた映画監督の山本晋也が、昔から貴乃花親方と懇意にしているということが重なり、独占インタビューがが実現したのだと思います。貴乃花親方はもともと口が重いタイプで、マスコミには出たがらないのですが、よく口説きましたね」(同・ジャーナリスト)

これを苦々しく思っているのが協会関係者だ。

「テレ朝としては、日本相撲協会の大物か八角理事長のどちらかからもインタビューが取りたかったでしょうが、返事が来なかったそうです。そのため、貴乃花親方の言い分を報じる一方的な番組になってしまった。今後は協会や八角理事長が反撃に出るでしょう」(同・ジャーナリスト)

まだまだ予断を許さない『貴乃花の乱』。その終幕はどこになるのだろうか。