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「ごま」で五感を刺激!? 教授に聞いた目からウロコな食育方法

画像提供:学校法人名古屋文化学園名古屋文化幼稚園

小さな子どもがいるご家庭では、“食育”を意識しているママも多いのではないでしょうか?

中には“食育”と聞くとどんなことをすれば良いか分からないという方も多いと思うのですが、実は難しいことはありません。

食事を楽しむ時間を増やしたり、食に対して意欲的になるよう少しでもお手伝いや食体験を積んでいったりすることで、食への興味を持てるようになっていきます。

本日は、農学博士であり、「子どもの食と栄養」について名古屋短期大学で教鞭を執る、小川雄二教授に目から鱗の食育についてお話を伺ってきましたのでご紹介いたします。

 

■食べることは「五感すべて」を同時に使う唯一の行為

“五感刺激”という言葉をご存知でしょうか? 五感とは、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚のことで、人間が生きていく上でとても重要な感覚です。

食は、私たち人間の行為の中で、唯一、“五感すべて”を同時に使うことのできる行為なんです。食事をすることで、五感(色や形、音、匂い、食感、味)の情報を脳に取り入れて、脳を活性化します。

 

■簡単にできるお手伝いは「すり鉢でごまをする」こと

画像提供:学校法人名古屋文化学園名古屋文化幼稚園

子どもたちにとってもママにとっても、簡単にできる食育活動の一つに食事作りのお手伝いがあります。

お手伝いさせると子どもが失敗したり、時間が掛かったりするのではないかと心配になってしまうかもしれませんが、簡単で安全なものから始めれば大丈夫。

その中でも目からウロコのお手伝い方法が、古来から使われている日本だけの調理器具の“すり鉢”で“ごまをする”こと。このお手伝いは、2歳ごろの子どもから簡単にできます。

ごまは野菜と相性が良く、どんな料理にも応用できます。さらに子どもでも扱いやすい小さなすり鉢ですることが可能。ごまは、することで栄養素の吸収も上がり、香りも強くなります。

 

■すり鉢でごまをすると、五感が刺激される!?

また、ごまをすることで以下のように五感を刺激することができるんです。

(1)触覚

ごまをすることで、つぶつぶとした食感からサラサラとした食感に変わっていきます。

(2)嗅覚

ごまをすることで香ばしい香りがしてきます。

(3)聴覚

ごまをすると、ぷちぷちとごまが潰れる音を聞くことができます。

(4)視覚

ごまをすると、つぶつぶの形状からサラサラに変化していく様子を目で確認することができます。

(5)味覚

つぶの状態だったごまから、すられたごまの味の変化を感じることができます。

すりごまは、野菜と和えることはもちろん、スープに入れたり、サラダのドレッシングに入れてかけるなど、たくさんの料理に使うことが可能です。ママが野菜を茹でている時に、テーブルに座って子どもにごまをすってもらえば、食事の仕上げにかけるだけなので、料理への使い勝手も抜群です。

ごまをすることは、子どもにとって難しい行為ではなく、片付けが困難なほどテーブルが汚れることもなくお手伝いをしてもらえます。なので、親が忙しい時間でも無理なく食育活動として取り入れることができますよ。

 

いかがですか? “すり鉢”で簡単にできる食育活動をご紹介いたしました。小さな子どもがお手伝いをすることで自信を育むことにも繋がります。

スーパーには“すりごま”も販売されていますが、あえて日本古来の調理器具を使ってみませんか? 親子で楽しみながら、五感を刺激することもできる“すり鉢”を使った食育活動をご家庭で試してみてくださいね。

 

【取材協力】
小川 雄二先生・・・名古屋短期大学保育科教授。農学博士。「子どもの食と栄養」について教鞭を執り、ごまの販売全国トップシェアの株式会社真誠とタイアップし、「愛知県が野菜消費摂取量全国ワースト1」から野菜摂取量向上を目的として、“ごますり体験”を愛知県内幼稚園を中心に展開中。著書に『五感イキイキ!心と体を育てる食育』(新日本出版社)、『幼児期の保育と食育: 保育園・幼稚園での食育のすすめ方』(芽ばえ社)など。

【画像】
※ 学校法人名古屋文化学園名古屋文化幼稚園