安全に走るには?ランニング初心者が気をつけたい「夜ラン」の注意点

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ランニングを始めたいけど、仕事や子育てで忙しい。走る時間がない。
そんな女性ランナーが走る時間を作ろうすると、早朝か夜が多くなります。昨年の秋にランニングを始めた筆者も、最初のランニングは夜でした。
しかし、「夜だって、自宅付近のよく知っている道だから大丈夫」と油断してはいけません。夜のランニング、”夜ラン”には注意が必要です。
そこで今回は、日頃からランニングを続けている筆者が、ランニング初心者に向けて“夜道を走る注意点”をお伝えします。安全対策をしっかりして、豊かなランニングライフを楽しみましょう。
■「夜ラン」は人通りが少なくて静かだから走りやすい
筆者が初めてのランニングを夜にした理由は、仕事、家事、育児が終わって自分の時間が作りやすかったからです。
さらに、あまり人目につかないように走りたいとも思っていました。
ランニングを始めたばかりの頃は、たった3分でさえ走り続けることができなくて、ランニングフォームもドタバタしていてかっこ悪い……そんな姿を知人に見られないように夜ランをしているという方は結構多いものです。
その点、夜だと人通りも少なくとても静かなので、周りの目を気にせずにランニングに集中することができますよね。
■普段よく通っている道でも、夜は全く別の道!
しかし、メリットが多いように思える夜ランも、気をつけなければならない注意点があります。
それはやはり、“暗くて見通しが悪い”ということ。
ランニング初心者は、よく通っている自宅付近のコースを走るのが安心ですが、よく通っている道だからといって油断してはいけませんよ。
車や自転車で昼間の明るい時間帯によく通る道でも、夜の暗い時間帯に一人で走ると全く別の道に見えるのです。
思ったより街灯が少なくて暗い
車が1台停車しているだけで怪しく見える
自転者が向かってくるだけで怖い
道路のデコボコが見えにくい
ざっと挙げただけでも、これだけ不安な要素があります。
普段子どもが賑やかに遊んでいる公園も、夜は全く違った雰囲気になります。よく通っている道ほど、夜は違った表情に見えるのです。
■夜ランを快適にする方法2つ
不安な要素の多い夜道でも、工夫次第で快適にランニングをすることができます。
(1)広くて大きな通りを走る
住宅街の中よりも大通りの方が街灯がたくさんあります。
大通りだと、信号が設置されているので、車が飛び出してくる心配も少なく安全です。
(2)22:00までに帰宅できるように走る!
さらに、筆者の経験から、21:00台と22:00台とでは暗さと雰囲気がガラッと変わります。遅くなればなるほど人通りも少なくなり、暗さも増していきます。
安全のためには、遅くとも22:00までに帰宅できる時間帯に走りましょう。
他にも、首から下げる、あるいは腕に巻きつけられるライトを利用して、足元を照らして視界を良好にするのもオススメですよ。
夜のランニングはメリットもあれば、デメリットもあります。安全対策をしっかりしていれば、夜ランも怖くありません。
また日頃のランニングの成果は、マラソンイベントで体感してみるのもオススメです。
2月24日(土)には愛知県長久手市・モリコロパークにて『CBCフレンドリーラン』が開催されますよ。気になる方は気軽にエントリーしてみてくださいね。
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