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ステンドグラスが圧巻!名古屋城近く『二葉館』で昭和の華やかなサロンを再現

画像:木村純子

名古屋城から徳川園にいたる、名古屋市東区の『文化のみち』と言われるエリアをご存知でしょうか? 明治から昭和の初めにかけて近代産業の担い手となった起業家、宗教家、ジャーナリストなどが交流したと言われる歴史的にも貴重な地域です。

『文化のみち』エリアで一番華やかだと言われる『二葉館』は、日本の女優第一号の川上貞奴(かわかみ さだやっこ)と、電力王と呼ばれた実業家、福澤桃介(ふくざわ ももすけ)が昭和初期にかけて暮らした、和洋折衷の邸宅『二葉御殿』です。

東区東二葉町から現在の場所に移築復元され、2005年2月に80年の時間を経て『文化のみち 二葉館』として再生したそう。

『二葉館』の見どころは、昭和初期当時の素敵なステンドグラス。さっそくご紹介しましょう。

 

■靴を脱いであがると、「政財界人のサロン」として使われた大広間が

画像:木村純子

入り口から入って右側に靴箱があります。用意されたスリッパに履き替えてあがりましょう。受付で入館料を支払い、中へ入ります。

画像:木村純子

館内に入って左には、昭和初期には政財界人や文化人のサロンになっていたフロアが広がります。こちらの大広間は、創建当時の材料や工法を用い、写真や当時の様子を聞き取りながら再現したんだとか。

画像:木村純子

そしてこちらの正面のステンドグラスが息をのむ美しさ。建物が創建された当時のもので、“初夏“と名付けられた作品にはあじさい、シャクナゲなど7つの花が咲き誇ります。

画像:木村純子

螺旋(らせん)になった寄木細工の階段も美しいですね。こちらの階段から“東洋一の美女”と謡われた貞奴が降りてくる様は、さぞや華やかだったんでしょうね。

 

■「電力王」としての電気設備も見どころ!

画像:木村純子

海外に留学し“電力王”と呼ばれた桃介は、館内に最新設備の電力設備を備え、自家発電設備も備えていたんだそう。

一般家庭は電球一つだけでも停電することが当たり前だった時代に、二葉御殿だけには煌々と明かりが燈っていたというエピソードも。当時のお屋敷の華やかさがうかがえますね。

 

■女優「川上貞奴」の貴重な資料も展示

画像:木村純子

“アルプス”のステンドグラスが美しい1階南の部屋には、川上貞奴が女優として活躍していたころの資料やポスター、華やかなレプリカの衣装が展示されています。

“マダム貞奴”と呼ばれ、日本より海外での評価の高い川上貞奴ですが、実は150cmほどと小柄な女性だったんだとか。

 

■巧みな「寄木細工」もみどころ

画像:木村純子

館内の廊下などの、様々な“寄木細工”も見どころの一つ。丁寧に組まれた寄木が続く廊下は、ステンドグラスの華やかさとはひと味違う美しさを感じます。

 

■和と洋を融合した美しさ

画像:木村純子

華やかな広場を通り過ぎ、奥へ進むと実際に生活をしていたと思わわれる和室にたどり着きます。福澤桃介がお気に入りにしていた書斎は、ほんの2畳ほどの広さだったそう。

その他、当時使われていた生活用品や調度品などを再現し、展示されている和室もあります。

 

■「二葉御殿」に秘められた2人のロマンス

川上貞奴と福澤桃介の出会いは、2人がまだ10代のころ。野犬に襲われた貞奴を桃介が助けるというドラマティックなものだったそう。ただ、2人は結ばれることなく、それぞれに家庭を持ち違う人生を歩みます。

しかし、貞奴の夫であった川上音二郎の死後、桃介は事業パートナーとして貞奴を呼び寄せ、二葉御殿で生活を共にします。

残念ながら桃介の持病の肺炎が悪化し、桃介はまもなく妻の元へと帰ることになります。

貞奴と桃介が二葉御殿で、華やかに暮らしたのはほんの6年ほど。そんな2人の儚いロマンスも、二葉館の魅力の一つなのかもしれませんね。

 

みなさんも、昭和の時代の華やかなサロンを思い浮かべながら、大広間のステンドグラスを鑑賞されてはいかがでしょうか?

<施設情報>
文化のみち 二葉館
住所:愛知県名古屋市東区橦木町3-23
電話番号:052-936-3836
開園時間:10:00~17:00 ※ボランティアによる案内・・・火、木、土曜日の10:45~と13:20~の2回
休館日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)
入場料:大人200円(中学生以下無料)

【画像】
※ 木村純子

※ この記事は2018年2月時点の情報です。

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