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【ママリアル】子どもが急に「学校行きたくない…」どう接するのが正解?

画像:YsPhoto/PIXTA

今まで普通に登校していた子どもが急に「学校を休みたい」と言い出したら、親としては動揺しますよね?

たいていの親御さんは、無理にでも登校させようとしてしまいがちですが、そんなときはどうしたらいいのでしょうか?

そこで今回は『子育てハッピーアドバイス』シリーズの著者、精神科医明橋大二先生のもとで、子育てハッピーアドバイザー・その他として活動する筆者が、そんなママの切実なお悩みにお答えします。

 

■子どもに「学校を休みたい」と言われて戸惑うHさん

小学3年生の男の子が1人います。2学期になってから「学校を休みたい」と言い出しました。

あんまり言うので、とりあえず休ませましたが、家ではだらだらと遊んでいて、私に横柄な態度を取ります。私は、パートを休んで付き合っているのに、腹立たしくなってきます。

どうしたらいいでしょうか?

まさに、青天の霹靂、びっくりされたことでしょうね。たいていは、何とか無理にでも登校させようとしてしまうのですが、とりあえず休ませられたのは、良い判断だったと思います。

しかも、お勤めを休んで付き合われたのも良かったですね。まずは上手に対処されました。

具合が悪いわけでもないのに、“学校を休む”……真面目な親御さんにとっては、これほど許せないことはないと思います。

このまま不登校になるのではないか?ひいてはひきこもりになるのでは?と心配が頭をよぎって落ち着かないでしょうが、まずは目の前のことに集中しましょう。

 

■小学3年生の内面には、大きな変化が起きている

小学3年生くらいになると、低学年の頃には何の疑問にも感じなかったことが、急に気になったりして、内面的にかなりの変化が訪れます。それを本人も不安に感じることは多々あります。

ところが、その変化を自覚できなかったり、言葉にできなかったりするものですから、身体に異常が現れたり、行動に出たりして、かなり混乱を来しているのです。

ですから、何とも言えない不安が原因となって、学校へ行けなくなるということも考えられます。まずは、お子さんの内面が変化していることを理解しましょう。

 

■気持ちを受け止めてもらえると安心できる

例えば、あなた自身も「あー、疲れた。今日は晩ご飯作りたくない」と、思われることはないでしょうか?

そのときに「主婦の義務だから作れ」とか「作りたくない理由をはっきり言ってみろ」などと言われたら、どうでしょう? 反対に「毎日疲れるよね。作りたくない日もあるよね」と言われたらどうでしょう? ホッとしませんか?

この場合、晩ご飯を“作る”“作らない”の前に“作りたくない”という気持ちを受け止めてもらえたことにホッとするのです。

ですから、まずは、お子さんの“学校を休みたい”という気持ちをしっかりと受け止めてあげることが大切です。

 

■子どもは、無意識のうちに親を試している

さて、学校を休んで、だらだらと遊んでいることについては、確かに目に見える状態としてはそうなのですが、お子さんは、苦しい状態から解放されて、癒されていると思います。

休みたいと言ったら、お母さんが休ませてくれた。しかも、お母さんはパートを休んで一緒にいてくれる……。3年生の子が「お母さん、今日はどうもありがとう。学校へ行かなかった分、家で勉強するよ」ということは想像しがたいでしょう。

子どもは無意識のうちに、親を試しています。わがままを言っても聞き入れてもらえるか? もちろん、故意にそうするわけではないのですが、それが親には理解しがたい子どもの微妙なところです。

しかし、その微妙なやり取りの積み重ねが、親に対する絶対的な信頼感につながっていくのです。

 

■「甘えさせる」と「甘やかす」の違い

画像:tomos /PIXTA

甘やかしてはいけない、わがままばかり言わせてはいけない、子どものしつけのためにどうしてもそう考えがちですが、“甘やかす”と“甘えさせる”は異なります。

甘やかすとは、親の都合で何かをしたり、物質的な要求を安易に聞いたりすること。甘えさせるとは、子どもの言い分に耳を傾けること、気持ちに寄り添うことです。十分に甘えさせてもらった子どもは、時期が来れば、自立していきます。

心配せず、お子さんの休みたい気持ちをしっかりと受け止めてあげてください。

3日間休んだ後、Hさんのお子さんは「今日は学校へ行く!」と言って、元気に登校し、それからは今のところ、休まず通われているそうです。学校の話を聞いても、特に嫌なことも困っていることもなさそうで、一過性のことだったようです。

 

いかがでしょうか?

不登校に関しては、十人十色です。それぞれに事情が異なります。

誰もがHさんのようにいくわけではありませんが、“気持ちを受け止める”……これは、親だからこそしてあげられることですね。ぜひ、普段からお子さんの声に耳を傾けてあげて下さい。それが、お子さんの人生の土台を作ります。

 

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※ YsPhoto/PIXTA

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