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名古屋土産で定番のえびせんべい『ゆかり』、おいしさに隠された秘密とは?

画像提供:坂角総本舗

みなさん、名古屋みやげの定番『ゆかり』をご存知ですか?

名古屋では食べたことのない人はいないというほど有名な“えびせんべい”ですね。

今年で命名から50年になるということで、今回は、ゆかりを販売する『坂角総本舗』を調査!

 

■坂角のえびせんべいの歴史

坂角の創業は明治22年、今から128年前のこと。創業者・坂(ばん)角(かく)次郎(じろう)ということで屋号は『坂角』。

北は北海道から、南は九州の百貨店、さらにはシンガポール髙島屋にも店舗を置き、全国の方に愛されています。本社は昔から変わらず愛知県東海市にあり、製造も同市で行っています。

そもそもなぜ、坂角総本舗がえびせんべいを作るようになったのでしょうか? その歴史を、『坂角総本舗』営業部の山田弥生さんに教えてもらいました。

今、坂角の本社がある辺りは、昔、海が広がっていました。そこでは、たくさんのエビが水揚げされていたそうです。しかし、生のエビは日持ちがしないため、エビのすり身をあぶり焼きにした“えびはんぺい”というものが、保存食として地域の間で伝えられていました。

これに目を付けたのが尾張2代目藩主の徳川光友。光友は、東海市に自身の御殿を造営する際、地元の漁師たちが食べていた“えびはんぺい”を大層気に入り、お城まで献上させたそう。

このことがきっかけで、えびせんべいの技術が磨かれ地域を代表するお菓子に発展していったんだとか。

ちなみに……他のエビが有名な産地では、干しエビにして保存することが一般的。そのため、えびせんべいという保存の仕方は全国的にみても珍しい文化なんだそうですよ!

 

■他にはない『ゆかり』の味わいの秘密

他のせんべいにはない『ゆかり』の特徴といえば、“程よい硬さ”と“濃いエビの香りと味”。

画像提供:坂角総本舗

あの何とも言えない絶妙な硬さのカギは、“二度焼き製法”。

まずエビのすり身をあぶり焼きして、いわゆる一般的な「はんぺん」を作り、それをビーフジャーキーのようにカラカラに乾燥させます。仕上げにもう1度遠赤外線で焼き上げれば完成です!

そして口いっぱいに広がるエビの香り。何とゆかり1枚に対してエビを7尾使っているそうで、実に原材料の約7割がエビ! しかも殻や頭は取り除き、身の部分だけを使っているので、雑味のない豊かな風味に仕上がるんだそうです。

さらに今も昔も、頭を取る作業は手で行っているというこだわり!

 

■『ゆかり』の名前の由来

『ゆかり』の由来は、贈った人と貰った人に“縁”=“ゆかり”がありますようにという想いで名付けられました。

そして今年の6月に、ゆかり命名50年を記念した『プレシャスBOX』が期間限定で発売!

画像提供:坂角総本舗

これが大好評につき、売り切れの店舗も多数出たということで、第2弾が10月に発売されることが決定したそうです。手に入れられなかったという方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

その他にも、『ゆかり』は毎月0のつく日に『工場できたて便』を名古屋の主要百貨店で販売しているんだとか。いつもとはまた一味違い、封を開けた瞬間、あふれる香ばしさが楽しめるそうですよ!

 

『ゆかり』を食べるときには、こんなこぼれ話も添えて、より楽しいひとときを過ごしてみてくださいね。

【8月14日(月)放送】

 

<番組情報>

松岡亜矢子の地元に聞いちゃうぞ

CBCラジオ『北野誠のズバリ』内で、毎週月曜日14:45頃放送中!

この番組は『radiko(ラジコ)』で聴取することができます。(※ 放送後1週間まで聴取可能です。エリア内は無料で聴取いただけますが、エリア外はプレミアム会員登録が必要です。スマートフォンの場合はアプリダウンロードが必要です。詳細はhttp://radiko.jp/まで)

 

【画像】

※ 坂角総本舗