東海エリアの反響は?まだまだ人気の「うんこ漢字ドリル」を調べてみた

画像提供:文響社
4月下旬より各メディアに取り上げられている『うんこ漢字ドリル』。漢字ドリルらしからぬ見た目のインパクトと、衝撃的な例文が話題を呼び、東海エリアの書店でも売り切れになっていたほどです。
今回は出版元である文響社、書店、そして実際に買ったママたちの声を集めてみました。
■インパクト大!デザインの秘密とは

画像提供:文響社
表紙のキャラクターが『うんこ先生』。謎だけど嫌いじゃない、何とも言えないこの存在はどのように生まれたのか、発行する株式会社文響社に問い合わせてみました。
「デザイナー&イラストレーターの小寺練(文藝社所属)が考えたものなのですが、子どもでも描けるようにと、シンプルな形にしています。
また蛍光色を使うことで、“汚い”“下品”というイメージからポップで可愛い、楽しいイメージにしたいという意図がございます」とのこと。
学習ドリルの固いイメージを払拭するのに一役買っている、というわけですね。
■本屋さんに聞いてみた「売れ筋は何年生?」
新刊と中古本を合わせて東海エリア最大の在庫数を持つという、名古屋の『草叢BOOKS(くさむらブックス)新守山店』では、ゴールデンウィークあたりからしばらくの間、全学年のうんこ漢字ドリルが品切れ。

画像:野村純子
売れ行きをお店に調べていただいたら、特に売れているのは1、2、4年生版。これから漢字を頑張って覚えたい(覚えてほしい)小学校1、2年生と、少々学習の難易度が上がる4年生が売れているのでは、とのこと。
親の立場としては、毎月届いてたまってしまう学習教材と違って、1年分の学習内容がたったの1冊というのも気軽に買える一因かもしれませんね。
■話題に乗って買ってみた、その後は?

画像提供:文響社
実際に子どもたちは勉強しているのでしょうか? 筆者の周りの小学生ママに聞いてみました。
「児童クラブに持ってくる子がいる。男子は特にテンション高めでめちゃくちゃやる気になっている」
「他の教科も出してほしい!」
「例文が笑える 」
「表紙で笑える」
また、文響社に寄せられた保護者のみなさんの感想では、
「大人になって“うんこ”でこんなに笑うことになるなんて思ってもいませんでした」
「国語嫌いな娘にうんこ漢字ドリルを買い与えたら驚く程自主的に勉強している。起きてすぐドリルはじめた。すごい」
内容は“新学習指導要領”に対応した真面目な(!?)ドリルです。記入欄の形や例文に、ことごとくうんこが登場し、くだらないと思いつつも笑いながらどんどんページをめくってしまうのですから、筆者もうんこ漢字ドリルの思うツボ。
いかがでしたか? 雨の日には自宅で大笑いしながら、親子で一緒に漢字の勉強をしてみるのもいいですね。
【取材協力】
株式会社 文響社
場所:東京都港区虎ノ門2-2-5 共同通信会館9F
草叢BOOKS 新守山店
場所:愛知県名古屋市守山区新守山2830 アピタ新守山店2階
電話:052-791-5152
営業時間:10:00~23:00
定休日:年中無休
(お探しの本の在庫がない場合は予約可能)
【画像】
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※ 野村純子