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慣れてしまえば家計簿感覚!青色申告で65万円の控除に挑戦

確定申告、青色申告、白色申告今年も、いよいよ年の瀬がせまってきました。忘年会に大掃除、年賀状の準備にクリスマスやお正月の用意など、手順よく準備して乗り切りたい季節。

そして、年があけると“確定申告”が始まります。自営業の方、そして最近ではインターネットで副業をされている方などは気が重~くなる時期ですね。

「なるべく簡単に済ませたいなー」と思って、控除できるものを手続きせずに終わらせていませんか?

今回は、会計のプロである、税理士有資格者の筆者が、慣れてしまえば家計簿感覚でできる、最高65万円まで控除できる“青色申告”について、ご説明したいと思います。

 

■“青色申告”と“白色申告”はどう違うの?

事業所得や不動産所得の申告が必要な方を対象に、“青色申告”と“白色申告”の違いを説明したいと思います。

まず、確定申告は特段の手続きをしないまま行うと、“白色申告”になります。一方、所定の期限(開始する年度の3月15日)までに『青色申告承認申請書』を納税地の所轄税務署長に提出すると、“青色申告”になります。

この2つ違いは、ざっくり言うと以下の通りです。

・備え付ける帳簿の内容が違う

・青色申告特別控除をはじめとした、税金が軽減されるメリットを享受できる

では、くわしい内容を見ていきましょう。

 

■白色申告だって帳簿が必要

白色申告は帳簿がいらないと思っている方もいるかもしれませんが、平成26年度から記帳と書類の保存が要件となっています。

“収入金額や必要経費を記載した帳簿”の記帳・保存、“請求書や領収書などの書類”などの保存をはじめ、何点かの要件があります。

そもそも所得税を計算する過程で、収入と経費を集計して所得を計算しているので、義務がなかったころから帳簿を付けている方が多いと思います。

 

■やらなきゃもったいない! “青色申告”のメリット

“青色申告”のメリットのうち、魅力的なもの2つをご紹介します。

(1)青色申告特別控除

クリアできる要件により、最高で65万円または10万円を所得から控除できます(不動産所得または事業所得の合計額が控除限度)

(2)青色事業専従者給与

白色申告だと、家族経営で給与を支払っていても必要経費にできないのですが、要件を満たすことで、奥さんやお子さんの給与を必要経費にすることができます。家族ぐるみで自営業をなさっている場合は、一番のメリットになります。

 

■どうせ帳簿をつけるなら! “青色申告”にチャレンジ

「魅力的だけど、経理なんてしたことないし、できない」という方も大勢いると思います。では、“白色申告”と比べてどのような手間がかかるのでしょうか。

“青色申告”で65万円の控除を受けるための要件は、以下のとおりです。

(1)複式簿記で記帳する

(2)貸借対照表と損益計算書を作成して確定申告書と一緒に、申告期限内に提出する

(3)発生主義で記帳する

(4)帳簿・証拠書類の保存期間が決まっている

(1)と(2)に関しては、会計ソフトの利用がおすすめです。会計ソフトは3千円から1万円以内で売られており、手軽に利用できます。ほとんどの方は、同じ取引を毎年繰り返しているので、1年目は大変かもしれませんが、2年目以降はスムーズにできます。

(3)の発生主義は、記帳日をいつにするかということです。通常は入出金日で記帳していると思いますが、売上なら売り上げた日、物を買ったときは支払日ではなく物が納品された日、に記帳します。例えば、請求書にある“納品日”で記帳するようにしましょう。

以上、“青色申告”をご紹介しましたが、イメージできましたか? お住いの地域ごとに、税理士会や税務署で、記帳指導の勉強会が開催されていると思います。気軽に税理士に質問できますので、ご利用ください。

ちなみに、所得税率は、所得により5~45%です。仮に最低の5%の税率の方でも、65万円の控除を受ければ32,500円の節税です! 必要経費も増やせるのでそれ以上のメリットがある方がほとんどです。

来年こそは、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

(ライター 大津留ぐみ)