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お子さんの好む色は?「こだわりの色」で見る欲求不満の表し方

画像提供:森 直子

みなさん、“アートセラピー”という言葉を、耳にされたことはありますか?

これは絵画や音楽などをはじめとする、表現活動を用いた心理療法の総称です。アートセラピー療法では、子どもの絵を通じて、子どものメッセージを読み取ります。

今回は色彩福祉士の森直子先生に、アートセラピーで行っているお絵描き遊びや、色がもつ子どものメッセージについてお聞きしました。

 

■ストレス発散にも!家でもできる「フィンガーペインティング」

画像提供:森 直子

親子で楽しめるお絵描き遊びに“フィンガーペインティング”があります。これは、砂場の泥んこ遊びと同じ感覚で、溜まったストレスの発散にとても適しています。

絵の具を直接指に付け、全身を使って思いのままに白い用紙に描いていきます。

普段あまり使わない感覚を活性化させ、解放感を満たしますので「もういいや」と思うまで描くことがポイントです。ぜひ一度、親子でやってみてください。意外な発見があるかもしれません。

 

■好みの色で見る、「愛情」「承認」の欲求不満の表し方

アートセラピーの考え方では、お子さんが普段描いている絵には意味があったり、何かのメッセージだったりする場合があります。

例えば、お子さんの“こだわりの色”から欲求不満のメッセージを受け取れる可能性があります。

アメリカの心理学者アブラハム・マズローの唱えた「マズローの欲求5段階説」はご存知でしょうか? 低階層の欲求が充ちると、より高次の階層の欲求を志すというものです。

ここではその“愛情の欲求”と、誰かに認められたいという“承認の欲求”を取り上げて、その2つの欲求に対する不満を、色がどのように表現されるのかをまとめました。

もし、お子さんが以下の色を好んだり、お絵描きなどでよく使ったりする場合は、“愛情の欲求”や“承認の欲求”の不満に対して、こんな行動や態度として表れているかもしれません。

(1)色別「愛情」への欲求不満の表し方

赤・・・怒りを感じる

橙・・・他の好意をあてにする

黄・・・注目させる

緑・・・いい子になる

青・・・弱い自分を印象づける

紫・・・自分を犠牲にする

(2)色別「承認」への欲求不満の表し方

赤・・・自分を誇示する

橙・・・強がる、見栄を張る

黄・・・知ったかぶる

緑・・・失敗を恐れる(笑われたくない)

青・・・こだわる相手の世話をする

紫・・・尽くす・役に立とうとする

最近、「うちの子が赤色ばかりでお絵描きをするようになった」という場合、乱暴な言葉や大人びた態度を取っていることはありませんか。こうした、言動・行動は、子どもの一番身近にいる保護者に向けられることが多いです。

 

いかがでしたか? 子どものこだわる色や様子から読み取ることで、成長の階段をスムーズに上らせてあげることができるかもしれません。

ぜひお絵描きを通じて親子のコミュニケーションをとってみてはいかがですか?

 

【取材協力】

※森 直子・・・色彩福祉士。メールアドレス: hsunope@gmail.com

 

【画像】

※ 森 直子