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ママや若い世代にこそ知ってほしい「認知症予防」のためにすべきこと

画像:xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

認知症の話題をよく耳にしますよね。ニュースなどでもたびたび報じられて、関心ある方も多いとおもいます。でも、若い世代の方達にとっては「まだ関係ない」「高齢者の問題」という意識もあるのではないでしょうか?

厚生労働省の2015年1月の発表によると、日本人の認知症患者数は2012年の時点で高齢者のうち約15%に当たる(高齢者の約7人に1人)と言われ、その数は462万人に上ります。2025年には高齢者の5人に1人が認知症になるとも言われています。

今後増え続ける認知症に患う人と家族のために、カウンセラーであり“認知症予防支援相談士”でもある筆者が、今からでもできることをお伝えしたいと思います。

 

■認知症について正しい知識を身に付ける

認知症といっても種類がいくつかあります。認知症を起こす疾患は多数あり、原因も様々です。日本で多い認知症は、“アルツハイマー型認知症”と“脳血管性認知症”と言われています。その他の認知症としては、“レビー小体型認知症”や“ピック病”などがあります。

認知症の種類によって、原因や経過や症状は違ってきます。認知症には回復可能なものもあります。

認知症の原因になっている病気の種類によっては、治療により回復することがあります。また回復の見込みがない場合でも、投薬やリハビリテーションで認知症の進行を抑えることもできます。

だからこそ、早期受診、早期診断が大切なんです! そのためには家族が認知症の理解を深めて、高齢者の変化に“気が付く”ことが大事です。

また、認知症の前段階である予備軍とされる軽度認知障害(MCI)と呼ばれる高齢者も多く存在しています。MCIの方たちが認知症を発症しないように、発症を遅らせるようにすることが、高齢者と家族の幸せにもつながりますよね。そのためにも早期に気が付き予防することが大切です。

認知症は高齢者だけの病気ではありません。65歳未満で発症する認知症を“若年性認知症”といいます。とくに40代、50代の働き盛りで起こると、老年性の認知症より進行が早く症状も重くなる傾向があります。

つまり、認知症は誰でもなり得る可能性のある病気です。皆で支え合いサポートできる社会や環境が整うことが望まれます。

 

■今日からでもできる認知症予防

先ほども述べたように、認知症は誰でもなり得る病気です。だからこそ、予防策を今からでも行っておく必要がありますよね。

認知症を予防するライフスタイルとしては、“脳への刺激がある生活”、“楽しい生活を送る”、“メタボリックシンドロームの予防”が大切だと言えます。

糖尿病をコントロールする。高血圧や肥満にならないように食事をコントロールする。適度に運動する。適正体重を保つ。うつ病は早めに治療する。頭を使う。喫煙をしない。飲酒は適度に。7~8時間の睡眠をとる。

以上の“今日からできること”をしっかりと取り組めば認知症を予防できたり、発症を遅らせたりすることができます。決して難しいことではありません。若いうちから習慣化したいですよね。

 

いかがでしたか? カウンセラーである筆者は、“介護の悩み”の相談を受けることがあります。終わりが見えない苦しみはとても辛いものです。

そのためにも、“早期発見、早期治療”が重要。もうすぐ父の日もあり、高齢のご家族と触れ合う良い機会です。より良いコミュニケーションが、早期発見につながりますので、どうぞ参考になさってみてください!

 

【参考】

※ 一般財団法人国際技能・技術振興財団『認知症予防支援相談士試験公式テキスト』

※ 日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究 –  厚生労働科学特別研究事業

知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス – 厚生労働省

 

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※ xiangtao / PIXTA(ピクスタ)