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ハチミツだけじゃない!離乳食で気を付けたい食材と注意事項

画像:Photo AC

赤ちゃんを出産して約半年ほど経つと、ママ達の頭に浮かぶのが離乳食についてではないでしょうか? 特に初めての育児であれば、どんな食材を食べさせていいのか悩みますよね。

今回は調理師で幼児食アドバイザーの資格を持つ筆者が、離乳食で気を付けたい食材についてご紹介したいと思います。

 

■離乳食は大人の食事への準備

離乳食は栄養を摂るだけではなく、噛んだり、飲み込むなど大人の食事への準備となります。月齢で判断せず、口の動き、体や消化機能の発達にそって徐々に慣らしていきましょう。

「〇か月だから〇〇を食べさせなければ」「同じ月齢の〇〇ちゃんはもうあれを食べているから早くしなきゃ」などと、他のお子さんと比べて焦る必要はありません。この時期は、成長発達に合わせた食材を選び与えていくことが重要です。

 

■気を付けたい食材と注意事項

それでは、実際にどんな食材に気を付けるべきかをご紹介します。

(1)ハチミツ

最近ニュースで見た方も多いのではないでしょうか? ハチミツは、健康によいというイメージがありますが、1歳未満の離乳期のお子様には注意が必要な食材です。

消化機能が未発達なこの時期にはちみつを食べると、はちみつに混入している可能性が高いボツリヌス菌を消化することができず、“乳児ボツリヌス症”を発症する危険があります。

ボツリヌス菌の芽胞は、加熱殺菌をしても死滅させることができませんので、消化機能が発達する1歳以降から取り入れるようにしましょう。

 

(2)タラ・ホッケ・鮭・ウニ・イクラ・ししゃも・干物等魚介類

魚介類は、栄養も豊富で離乳食に使用されることの多い食材です。特に白身魚であれば、脂肪分も少なく味も淡泊なので、早い段階から取り入れている方も多いのではないでしょうか?

しかし、白身魚の中でも気を付けたいのが“タラ・ホッケ・鮭”です。スーパーでも簡単に手に入る食材ではありますが、含まれるヒスタミンによる食物アレルギー(中毒)を起こす可能性があります。取り入れる場合は、中期以降に取り入れるようにしましょう。

その他にも、ウニ・イクラ・ししゃも・アジやサバなどの干物や加工品は、塩分が多いため離乳食には向きません。また、ししゃもなどは小骨も多いため、喉に骨が刺さるトラブルがないよう、しっかり咀嚼できるようになってから与えてください。

 

(3)コーン・トマト・パイナップル・タケノコ・しいたけ・なす・ショウガ等薬味の野菜類

野菜は離乳食初期から使えますが、種類によっては気を付けなければならない食材もあります。まず、コーンやトマトは皮があり消化に時間がかかりますので、しっかり取り除くことが必要です。トマトに関しては種も除去しましょう。パイナップルやタケノコ・しいたけも同様に食物繊維が多く消化に時間が掛かりますので、しっかり咀嚼できるまでは注意しましょう。

また、なすはアクが強いですので離乳食中期以降に使うようにします。その他にも、大葉やショウガ、ニンニクなど薬味となる野菜は、香りの刺激が強いため後期以降で取り入れるようにします。

 

(4)刺身や卵の生もの

刺身や卵の生食は、離乳食には向いていません。消化機能の発達が未熟なため、生ものにいる可能性が高い細菌を体内で消化することができず、食中毒を起こす可能性があるためです。

刺身に関しては、咀嚼機能、消化機能が発達する4~5歳ごろより少しずつ食べられるようになりますので、離乳食ではなくその年齢になってから少量ずつ食べさせるようにしていきましょう。

また、卵は3大アレルゲンにも挙げられるほどアレルギー反応も多いので十分な注意が必要です。筆者が出会ったお子様の中には、米粒大のプリンを試しに食べさせただけで意識を失い、病院に運ばれたという方もいらっしゃいました。生でなく加熱していたとしてもアレルギーの可能性はゼロではありませんので、注意してください。

 

(5)果汁、牛乳、お茶など飲料

100%果汁は、母乳より浸透圧が2~4倍高く、浸透圧性の下痢(便に過剰な水分が残留して起こる下痢)になる可能性があるため、離乳食の時期には与えないようにします。便秘がひどいときに便秘解消として使うこともできますが、2~3倍に薄めて与えることが必要です。

また、牛乳に含まれる多量のカルシウムを摂取することで、鉄分の吸収が阻害され、貧血が起こる場合がありますので、1歳未満で牛乳を与えることは控えましょう。1歳を過ぎていたとしても、過剰摂取は控える必要があります。

その他飲料では、カフェインが多い緑茶やウーロン茶ではなく、ノンカフェインの麦茶などが適しています。

 

いかがでしたか? 離乳食で気を付けたい食材と注意事項をお伝えしました。手に入りやすい食材であっても、アレルギーや下痢、消化不良などのトラブルを起こす可能性があります。毎日のことで大変な時期ではありますが、お子様の成長発達や安全性を第一に考え、離乳食を進めていきましょう。

 

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