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ストレスで生理が遅れる原因と対策!生理不順は体の危険信号

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女性なら誰もがわかる生理の悩み。ひと月に1度、あったらあったで面倒だけど、なければないで不安になる……難しい問題です。一般的に、“生理が来ない=妊娠!?”と考えることも多いかと思いますが、妊娠以外にも生理が来なかったり遅れたりする原因はいくつかあります。

その1つがストレスです。大切なものだからこそ、その仕組みはとても複雑で、かつデリケート。本人が自覚していないようなストレスでも、身体は反応し、生理不順などのトラブルが起こります

生理不順を放っておくと、生理痛がひどくなったり、不妊の原因になってしまったり……。そこで、生理不順とストレスの関係やその対策方法について紹介していきます。

 

■ストレスと生理不順の関係

日常生活を送っているだけで、人は、毎日多くのストレスにさらされています。女性も、勉強、仕事、家事、育児、介護……などなど、自分ではどうにもできないようなストレスの中で、毎日生きています。

ストレスがたまると、心身に不調をきたす人が多いと思いますが、女性が感じる体の異常のうち、最もわかりやすいものの1つが生理不順ではないでしょうか。

(1)生理の仕組み

生理は、子供を産むという役割を持って生まれた女性にとって、なくてはならない身体の働きです。妊娠できるように、毎月、女性の体内では排卵が起こり、受精卵を迎えるために子宮内膜が厚くなります。

しかし、妊娠することなく受精卵が着床しなければ厚くなった子宮内膜は必要なくなるため、子宮の外に排出されます。この子宮内膜が剥がれて起こる出血が生理です。

(2)生理不順の定義

生理不順といっても、生理開始予定日から1日か2日生理が遅れることは誰にでもあることだと思います。では、生理不順とはどのような状態をいうのでしょうか?

生理は、基本的に一定の周期で起こります。健康な女性であれば、25日~38日の周期で生理が来るはずです。月経周期が24日以下、もしくは39日以上だと生理不順と考えられます。

生理周期が24日以内の場合は“頻発月経”、生理周期が39日以上の場合は“稀発月経”と言われています。また、90日以上生理がない場合は“無月経”とも言われます。

(3)なぜ、ストレスで生理が遅れるの?

生理不順は、女性ホルモンのバランスの乱れが原因です。生理周期に関わる女性ホルモンは、“エストロゲン(卵胞ホルモン)”と“プロゲステロン(黄体ホルモン)”で、この2つのホルモンの分泌バランスが崩れると生理周期が乱れます。

体内のホルモン量をチェックし、分泌を指示する場所が自律神経の中枢である視床下部や脳下垂体です。過度なストレスがかかると、自律神経が乱れ、視床下部や脳下垂体が正常に機能しなくなり、ホルモン分泌指令を出せなくなります。

指示がなければ、卵巣は、“エストロゲン(卵胞ホルモン)”と“プロゲステロン(黄体ホルモン)”を分泌しません。その結果、排卵が起こらなくて生理が来なかったり、遅れたりします。

 

■生理が遅れるストレスの原因

ストレスと生理不順の関係についてご紹介してきました。今度は、その生理不順の原因となる、ストレスについてみていきましょう。

例えば、仕事や勉強のしすぎが挙げられます。仕事や勉強などで頭を使い過ぎると、脳の情報処理が追いつかなくなって、ストレスを感じた脳は疲れてしまい、女性ホルモンの分泌を指示する視床下部や脳下垂体がきちんと働かなくなります。

そして、女性ホルモンの分泌指令が滞ることで生理不順や不正出血を引き起こします。

また、恋人との破局やペットや身近な人の死、仕事での失敗など、精神的なショックも大きなストレスとなります。さらに、男女ともに人間関係の悩みは深刻なストレスとなるのではないでしょうか?

引っ越しや部署異動、転職、転校によって新たに人間関係を構築しなければならない場合はもちろんのこと、よく知っている人との関係においても、様々なストレスを感じることがあります。結婚や離婚などの環境の変化もストレスの原因となります。

 

■生活習慣の乱れが引き起こす生理不順

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ストレス以外にも生理不順を引き起こす原因はあります。生理は、自律神経の中枢である視床下部や脳下垂体、そして卵巣の3つの器官が関係しています。このうち、どれか1つでも機能が低下したり、機能不全に陥ったりすると、すぐに生理周期に影響します。

なので、睡眠不足や過度なダイエットによる栄養不足など生活習慣の乱れでも、生理不順になってしまうことがあります。

(1)睡眠不足

生理周期が一定に保たれるのは、ホルモンが正常に機能しているからです。しかし、朝まで起きている日や2時間しか寝ない日があったり、そうかと思えば10時間以上寝ている日があったりするなど、睡眠のリズムが一定に保たれていないと、身体のホルモンバランスは崩れ、生理周期は乱れてしまいます。

さらに、睡眠不足の時には、体温が上がらないため、血流が悪くなり、卵巣の機能が低下してしまって、女性ホルモンが分泌されなくなります。

(2)過度なダイエット

また、過度なダイエットによる栄養不足や激しすぎる運動、食生活の乱れによる栄養の偏りなども生理不順を引き起こします。人間の身体には、脳や心臓など、生きていくためにはその活動を止めることのできない臓器がたくさんあります。

そうした臓器には優先的に栄養が送られます。過剰なダイエットにより、身体に取り入れられた栄養が少なかったり偏っていたりすると、脳や心臓などの生命維持に必要な臓器に栄養を十分に送るために、生命維持に関係のない生殖機能は停止してしいます。

ダイエットによる大幅な体重の減少や激しい運動のし過ぎで体力を消耗している場合にも、脳が、「妊娠できる状態ではない」と判断して、生殖機能を停止させてしまい、生理が止まってしまいます。

 

■もしかして? 生理不順が知らせる危険な病気

生理不順の原因の大半はストレスや生活習慣の乱れです。しかし、中には、重大な病気のせいで生理不順が起きている場合もあります。

リラックスすることを心がけ、生活習慣を改善している、特にダイエットもしていないはずなのに生理不順が一向に良くならない……というときには病院に行ってみてください。子宮内膜症や卵巣機能不全、子宮がんなどが原因で生理周期が乱れることもあります。

(1)子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮内膜や子宮内膜様の組織が、子宮以外の場所、卵巣や腸管、子宮の周辺臓器に発生し、女性ホルモンの1つであるエストロゲンの刺激を受けて増殖する病気です。

生理の時には、子宮以外の場所にできた子宮内膜も剥離、出血しますが、排出できず体内に溜まります。子宮内膜症は、ひどい生理痛や生理不順を引き起こします。症状が進むと、生理の時以外にも痛みを感じるようになって日常生活にも支障をきたすようになるようです。

悪化すると手術が必要な場合もあります。不妊の原因にもなるといわれているので、思い当たることがあれば、早めに病院で診察してもらった方がいいでしょう。

(2)卵巣機能不全

卵巣機能不全は、その名の通り、卵巣の機能が低下して女性ホルモンのバランスが崩れることにより、生理周期の乱れや排卵障害を引き起こす病気です。不正出血がある場合もあり、不妊の原因になります。

ストレスからくる精神的なことが原因の場合が多いとのことですが、まれに卵巣そのものの器質的な障害や脳下垂体の疾患が原因の時もあります。

(3)更年期障害

また、更年期障害でも生理不順の症状があります。更年期には女性ホルモンのエストロゲンが減少し、生理不順以外にも、様々な身体の不調が現れます。だいたい、40代を過ぎたあたりから生理不順が目立つようになり、50歳前後で閉経した後も、50代半ばまで、およそ10年間更年期の症状は続きます。

更年期障害は閉経前の女性には仕方のない症状ですが、最近では、20〜30代の若い女性にも更年期の症状が現れることが増えています。若年性更年期障害やプレ更年期と呼ばれています。若年性更年期障害は、ストレスや生活習慣の乱れなどが原因だと言われています。

ホルモン剤投与や、漢方薬を使った治療が行われますが、長く放置していると回復しないことがあります。規則正しい生活やストレスのない生活を心がけることが大切です。

(4)子宮筋腫

婦人科の病気で最も多い子宮筋腫も生理不順を引き起こします。子宮筋腫とは、子宮の筋肉や粘膜にできる腫瘍です。生理の際の出血量が多くなったりもします。良性の腫瘍なので、症状がない場合は特に治療はしませんが、不妊や流産の原因になることもありますので、妊娠したい方は注意が必要です。

(5)子宮がん(子宮頸がん・子宮体がん)

子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、子宮がんなど、悪性の腫瘍が原因で生理不順が起きている場合もあります。子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんの2種類があります。子宮頸がんは子宮の入り口付近の子宮頚部にできるがんで、子宮体がんは子宮の奥の子宮内膜にできるがんです。

このうち、子宮頸がんは初期に自覚症状はほとんどないので、早期発見するには定期的に検診を受ける必要があります。しかし、子宮体がんは、生理不順や不正出血が早期でも見られます。

子宮体がんの治療では子宮の摘出が基本ですが、ごく早期ならばホルモン療法を行い、子宮を温存することができる場合もありますので、気になる症状があればすぐに診察に行ってください。

 

■ストレスが原因の生理不順…その対策とは?

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生理周期を整えるホルモンが正常に分泌されるためには、脳の視床下部と脳下垂体がきちんと機能しなくてはなりません。脳がストレスを感じると視床下部はすぐに影響を受けます。そのため、脳が疲れないように、毎晩ぐっすりと眠ることが大切です。

ただ、不安や心配事があったり、勉強のし過ぎなどで脳が興奮状態にあったりするとなかなか眠れないと思います。そういう時には、横になって目を閉じるだけでも脳の緊張がほぐれるのでおすすめです。

考えごと、悩みごとが多いときもストレスがたまってしまいます。急に悩みごとが解決することはほとんどないと思いますので、考え過ぎず、誰かに悩みを聞いてもらったり、日記などに書き出してみたりしてください。それだけで心が軽くなることもあります。

寝不足もストレスの原因になりますが、仕事や勉強で十分に睡眠時間をとることが難しい人も多いと思います。忙しい時には、せめてホルモンの活動が活発になる22時〜深夜にかけてだけでも寝てください。深夜3時からの3時間と、22時からの3時間では睡眠の質に大きな違いが出ます。質のいい睡眠をとっていれば、体の状態は安定しやすいです。

他にも、ストレス緩和には、適度な運動や趣味を楽しんだり、思いっきり笑ったりすることが効果的です。また、「生理が遅れている」「生理が来ない」と心配しすぎるのも良くありません。アロマなども取り入れながら、ストレスと上手に付き合ってみてください。

 

■大切な身体のために

生理不順の原因はストレスが大半です。しかし、深刻な病気が隠れている場合もあり、自分の身体の声にしっかりと耳を傾けることが大切です。生理不順で子宮体がんなど命にかかわるような病気が発覚する場合もありますが、生理不順が病気を引き起こすこともあります。

生理不順が長く続くと、不妊症になってしまい、手遅れになることもあります。若いから、病気ではなくただのストレスだからと油断しないで、気になるときには病院に行き、きちんと治療しましょう。リラックスした生活を心がけ、無理せず、世界に1つしかない自分の身体を大切にしてくださいね。

 

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