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ハワイの女性起業家が語る、子育て世代の「日本人女性」に伝えたいこと

画像:イゲット千恵子

“経営者を育てるハワイの親、労働者を育てる日本の親”、そんなドキッとするタイトルの本を出版されたのが、ハワイ在住の女性起業家イゲット千恵子さん。

イゲットさんはハワイで起業し、エステサロンの経営やオーガニックコスメの通販サイトなど、5つの事業を経営している方です。今回は海外で13年間子育てをされてきたご経験をもとに、これからの時代に目指すべき子どもの教育や、女性の働き方についてお聴きしてきました。

 

■“お金”の教育が、日本はアメリカに比べて10年遅れている

画像:イゲット千恵子

イゲットさんは13年間ハワイで暮らす中で、日本はお金の教育が10年遅れていると感じたそう。日本人はお金はもらうものだと思っているけれど、アメリカ人は「make money」、お金は自分で作るものだと思っているようです。その考え方は小さい頃から教育されていて、現地の小学校でも授業の中でゲームを通して学んだりするんだそうです。

このお金の教育は経営者だけではなく、サラリーマンにも必要だと言えます。なぜなら経営者の立場になって考えられないと、どういう働きをすれば会社に評価されるか分からず、与えられた仕事しかできなくなってしまいがちだから。

「これまで日本の多くの会社は年功序列で、時間通りに勤務すればそれなりにお給料をもらえていたけれど、これからの子供達ってそういう時代じゃなくなると思う」と語るイゲットさん。

このままでは将来子供達が生き抜けなくなるという危機感を感じ、海外と日本の教育の違いを日本のお母さんに伝えたいとの思いで本も執筆されたそうです。

 

■自ら“壁”を作ってしまいがちな日本人女性

これから少子高齢化を迎える日本では、男性だけではなく女性も活躍しないと経済が衰退することは周知の事実。

しかし日本の女性はアメリカの女性に比べて、旦那さんの扶養控除内で働きたい、また自分が求める条件で受け入れてくれる会社がないからなど、社会で能力を発揮することをためらう人も少なくありません。

でもお母さんである女性がそのようでは、将来子供も前向きに働けなくなってしまうとイゲットさんは語ります。

女性の生き方はこれからますます多様になっていき、取捨選択の幅が広がっていきます。そんなときにやりたいことにチャレンジせず、「わたしはここまでしかできない」と自分自身で制限をつけている人が、アメリカ人女性に比べて日本人女性には多いとイゲットさんは感じているようです。

その理由として、日本には昔から「出る杭は打たれる」という言葉があるように、「人と違うことをしてはいけない」「個性は出しすぎないほうがよい」という空気があるからかもしれません。

 

■これからの子供の教育に必要なのは“家族企業”という考え方

画像:イゲット千恵子

これからの日本の教育に必要なのは“家族企業”という考え方だとイゲットさんは言います。家族を企業として考えると、お父さんお母さんはもちろん、子供達もちゃんと役割を持ち、全員が働いてくれないと、この“家族企業”はまわらなくなります。

仕事も家事もお母さんだけで完璧に両立するって、とても無理なこと。なので洗濯や掃除などの仕事を企業の一員である子どもにもやらせる。そうやってお母さん達の意識が変わることで、“家族企業”がうまくまわり、働く意欲を持った子どもが育っていくことに繋がるのではないでしょうか。

「日本のお母さんって全部やり過ぎなんです。仕事をして家族のお世話も一人でしていたら、息が詰まるしストレスも溜まってしまう。お母さんである女性がいつも明るく前向きで頑張っているからこそ、子どももその背中を見て“自分も頑張ろう”と感じてくれるんじゃないかと思います」

 

いかがでしたか? 現在イゲット千恵子さんは来日中で、日本各地で出版記念セミナーを開催中。気になった方はチェックしてみてくださいね!

 

【取材協力】

※ イゲット千恵子さん・・・Beauti Therapy LLC 代表取締役社長

セミナー日程:http://www.greenspahawaii.com/seminer/

 

【参考】

※ イゲット千恵子さんのブログ:イゲット千恵子の大人のHawaii Life

 

【画像】

※ イゲット千恵子