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こんな時どうする?「乳幼児期の食事」よくある疑問に専門家が回答

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生後6か月前後から始まる“離乳食”と、離乳食完了期以後に始まる“幼児食”を進めていると、「こんなとき、どうしたらいい?」「これで大丈夫かな」という疑問が出てくることがありませんか?

初めての育児であればなおさら心配になりますよね。本日は調理師であり幼児食アドバイザーでもある筆者が、運営する親子教室でもママ達からの質問が多い5つの疑問とその対策についてご紹介します。

 

■1:野菜を嫌がって食べてくれません。いい方法はありますか?

乳幼児の成長によって、食べやすい野菜、食べにくい野菜があります。特に繊維質の野菜は歯が生えそろうまでは食べにくいこともあり、食べても出してしまったりすることも。

その場合は、食べない野菜を無理に食べさせようとせず、咀嚼しやすい大きさにするなど形状を見直すことも必要です。また、同じ栄養素のある野菜に変えてみるなど工夫してみるとよいでしょう。

お薦めは栄養が摂れる野菜スープ。水溶性ビタミンの野菜は熱に弱いものも多いですが、溶け出したビタミンを飲みこむことで栄養を摂取することができます。また“病児食”としても適しています。

 

■2:好き嫌いが多くて困っています。どうしたら食べさせられますか?

成長するにつれて食経験や本能から、好き嫌いが出てくることがあります。その場合は、無理強いすることはありませんが、空腹を味方にして、1口でもいいので食べさせましょう。食べないからと言って食べさせない、調理しないではなく、大人も一緒においしそうに食べるところを見せましょう。

時には家族で小さい頃の好き嫌いの話などをしながら、「今では食べれるようになったよ」など食体験について話し、一緒に食事をするのも効果的です。

また、好き嫌いするから食材を細かくして何かに混ぜて食べさせると積極的に食べるようになるということもお聞きしますが、その食材を好きになったわけではないので、素材の味をごまかさないように食べさせることが大切です。

1~2歳での食べる食べないという反応は、味の好き嫌いではなく食べ物の固さ・口当たりなどの反射的反応が理由のことが多いので、形状や調理法を見直してみましょう。

3歳ごろになると、急に偏食が多くなってくるのは味覚の記憶が次第に蓄積されるからですが、少しずつ食体験を積んでいけば食べられるようになります。

その他に多いのが、苦味のある緑の野菜や酸味のあるものを食べないこと。これも本能からくるものですので無理強いせず。少しずつ食べられるように家族と一緒に食体験を積んでいきましょう。

 

■3:便秘になりやすいのですが、食事に問題があるのでしょうか?

便秘になるのは、食事が原因だけではありません。踏ん張る力が弱かったりすることで便秘になることもあります。

食事が原因の場合はこまめに水分補給をしたり、柑橘類やさつまいも、プルーン、ヨーグルト、納豆、海藻、寒天などを使ってみると効果があります。

 

■4:生ものをあげていいのは何歳からですか?

咀嚼機能、消化機能が発達する4~5歳ごろより少しずつ食べられるようになります。ただし、量が多いと生ものは消化に悪いため、少なめに食べさせましょう。

また、魚を刺身で食べさせる場合は、サーモン・イカ・青魚などは寄生虫がいる可能性があります。体の機能が未発達な乳幼児は細菌に対する抵抗力が弱く、食中毒を発症しやすいこともありますので、鮮度・衛生管理・発達状況など注意が必要です。

その他、生卵や生肉はアレルギーや細菌による食中毒も心配されますので、注意しておく必要があります。

 

■5:牛乳ばかり飲んで、お茶を飲みません。大丈夫でしょうか?

牛乳は1歳を過ぎた頃より飲むことができますが、牛乳に含まれる多量のカルシウムを摂取することで、鉄分の吸収が阻害され、貧血が起こる場合がありますので多量に飲ませることは控えましょう。

また、栄養価も高いため飲みすぎると食事が進まない原因にもなります。1日の摂取量目安は400mlくらいですので、それ以上にならないよう注意が必要です。

 

いかがでしたか? 乳幼児の食事の疑問についてお伝えしました。栄養のあるものをたくさん食べてもらいたいママの想い通りに進まないこともあると思いますが、楽しく家族と一緒に食体験を積み重ねていきましょう。

 

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